PC でゲームをしない小生にとっては、2 万円近いビデオカードは余り興味の対象ではないのだが、現在 4K なテレビに PC を接続しようと思った場合に、この辺りが要チェックである。というのも、今現在 4K 60p を伝送できる HDMI2.0 をサポートした GPU が、NVidia の Maxwell 第2世代しかないからである。その中で一番安くなりそうなのが、この GTX950 である。のだが、今の所すでに発売されている GTX960 と大きい価格差は無く、日本円で、2万円前後になりそうな感じ。
この Engadget さんの記事に詳しいが、PC から 4K 60p 出力できるインタフェースとしてすでに結構普及しつつある DisplayPort 1.2 から HDMI2.0 に変換するアダプタも現状皆無。発売されても結構高そうなので、HDMI2.0 を PC で出力しようと思うと、GeForceGTX 980,970,960,950 シリーズを使うしか無い。
AMD が、未だ HDMI2.0 に対応しないのも悪い気がする。とは言え、AMD の新しい世代の GPU は、ローエンドのモデルの Radeon を出していない。まぁ、低性能な GPU は、すでに APU の内蔵 GPU に性能的に負けてしまうので、製品として出しづらいのかもしれないが… 特に、Intel も CPU 内蔵 GPU の性能をどんどん上げているので、商品価値が薄くなってしまうのか。しかし、ここで、CG 性能が今一つでも、ビデオ再生能力が高くて、HDMI2.0 に対応したローエンド GPU を出してくると、結構売れる気がする。
そういや AMD は Radeon で 4K60p 表示できる 3GHz HDMI 1.4a というのもいち早く出していたのだが、なぜ HDMI2.0 に対応しないのだろう。2012 年には 3GHz HDMI 対応 Radeon が出ていたはずなのに。
世の中わからないことばかりだ。