パソコン・メモメモ備忘録

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HDD 不調 コピー中(3)

かれこれ四日間ほどかかった、不調 HDD からのデータの吸い出しが終わった。使ったツールは、小生が毎日使っている、いつも安心?のバックアップソフト Acronis TrueImage。基本的には、ディスクのクローン機能で、古い HDD をまるまま新しい HDD にコピーしただけだ。

AOMEI Partition Manager と比べると、TrueImage は恐らく少しコピー速度が速い。AOMEI の方は、最速でも 80MB/s くらいだが、 TrueImage は 100MB/s を超えることもありそう。ただ、コピー中の表示は、AOMEI の方は、10MB 単位でコピーした容量をリアルタイムで表示してくれるが、TrueImage の方は、目盛も数字もないプログレスバーが伸びていくだけ。適当に作った目盛の画像を、バーの下に置いて目盛代わりにしていた。

コピーの速度は、エクスプローラを使っている時には、resmon.exe(リソースモニター)で見ているのが常なのだが、今回のコピーはもっとローレベルな API を使っているのか、resmon では HDD アクセスをキャッチできない。その代わり、ProcessMonitor を使って、AOMEI Partition Manager や Acronis TrueImage の I/O をモニターすることで、どのくらいデータが転送されているかをおおよそ知ることができる。5秒間隔の更新にしておけば、Read/Write が等速として、転送速度の 10 倍の数字が表示されるのでわかりやすい。

TrueImage でのコピーも、50% くらいまでは、エラーも無くフルスピード、といったところだが、50% を超えるくらいから、ProcessMonitor の I/O のグラフがギザギザになってくる。70% 辺りからは、ついに、グラフが途切れるようになり、エラーのダイアログが表示された。リトライも選べるので、試してみたが、同じエラーが繰り返されるだけだったので、「無視」を選んで先に進ませた。CRC エラーが出ているらしい。80% 後半辺りからは、コピー先の HDD に書き込まれるのが時々、といったレベルになる。コピー元の HDD は結構カリカリいっているのだが、何度もリトライしているようだ。結局残り 10% に数時間が費やされ、全体では、寝ている間休止状態にしていた時間を除くと 14 時間くらいかかった。

いくつかのファイルはエラーで破損してしまっていると思われるが、なんともしようが無い。大多数のデータが救えただけでもよしとしよう。AOMEI Partition Manager でも、コピー速度の違いはあれど、最後のパーティション情報の書き込みさえ失敗していなければ(ディスクの管理を開けっ放しにして無ければ)コピーはできていたはず。多分。

いらんことをせずに気長に待つのが、壊れかけの HDD からコピーするコツなのかもしれない。