自社で開発したソフトのデモンストレーションを自動で行いたい場合がある。昔なら、アプリにそういう機能を実装しておくか、自動操縦ソフトを導入して、それでデモをやっていた時代もあった。
しかし、最近は（といってもかなり前から）PC の性能アップで、対象のソフトを実行しながらデスクトップ全体を録画するのも簡単にできるようになった。ということで、動画再生で自動デモをするのが今や普通だろう。編集もできるし、説明文のテロップ等を入れるのも簡単にできる。高画質なコーデックを使えば、自動運転と比べても画質はよく見ないと差がない程度にもなるので、懸念事項でも無くなった。
で、デモ用に PC を用意してムービーを再生するのだが、それだけのために 1 台の PC を置いておくのは勿体無い。となると、デュアルディスプレイで、セカンダリでムービーを再生しつつ、プライマリモニタでは、別の作業をしたくなる。特に最近のマルチコアな CPU なら、殆ど他の作業に影響を与えない。ただ、マウスクリックやキー操作でムービー再生に影響が出るようなものはできるだけ排除したい。
一つは、マウスカーソルをセカンダリへ行かないように制限すること。ちょっと探してみると uguisu というソフトがあった。これを使うと確かに SHIFT を押しながら以外では、セカンダリへいけなくなる。ただ、Vista 以降だと、プログラム起動後、一度クリックしないと、制限機能が働かない場合があるのがちょっと残念。同様の機能も持つ（もっと多機能だが）「Multi Monitor Extension」というソフトもある。こちらもこの機能はほぼ同様。
後は、タスクバーにムービーの再生ソフトが出てきてしまうことが問題。これさえ無ければ、ほぼ、セカンダリでムービー再生していることを忘れてプライマリで作業ができる。色々探してはいるがぴったりなものは見つからず。タスクバーではなくて、タスクトレイに押しこむソフトは色々あるが、最小化していない時でもできるのはあるのだろうか。もう少し探してみよう。
まぁ、メインの作業を仮想環境でやってしまう、という技も無きにしもあらずだが、Windows のライセンスが二ついるし、仮想環境の問題も色々あるので却下かな？
さて、他にも実現方法はあるだろうか。
