Impress さんの記事。まぁ商用 CPU では POWER プロセッサが 5GHz に到達していた気もするが、庶民が使う x86 な CPU で 5GHz に到達したのは画期的じゃないだろうか。ただし、標準のクロックではなくてターボ状態なわけではある。8-core の CPU、全コア 5GHz に達するのは、さすがに通常の空冷では無理そうな。
CPU のクロックの上限が 3GHz 代の時代が長かった印象がある。個人的には、3GHz 超えると爆熱な CPU ばかりだった頃の記憶が強く残っていて。ターボで一時的に 4GHz を越えることもあるが、3GHz がやっと、みたいな。それが一気に 5GHz に触れる所まで来たとは感慨深い。
でも、これってかなり無理しているんじゃないだろうか。5GHz が出るのは、頑張っても一瞬だけとか。凄い冷却機構が必要とか。
まぁ、あまり詮索しないで CPU の進化に感動しようっと。ちなみに 5GHz ということは、１クロックの間に光が 6cm しか進まない。チップの中の電流の流れはもっと遅いだろうから、１クロックの時間は、クロックがチップ内全体に行き渡る時間と比べても余り長くないような。10GHz を目指そうとすると、今のままでは、非常に小さいチップしかダメ、とかになりそう。チップ全体がクロック同期するうまい技術もあったかな。それでも信号の伝達には支障が出そう。やっぱり各部分ごとに独立して動くような並列化しか無いのだろうか。
光速の限界が見えてくるとは。物理的限界はなんかちょっと怖い。微細化の原子・分子の大きさにたどり着くのとどっちが先だろうか。
