パソコン・メモメモ備忘録

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Ryzen APU PC 快調に

今年の GW に組み上げた Ryzen5 2400G 搭載の PC、普通に使う分には快適なのだが、折角の 8 スレッドを活用して、AVIUTL で動画像処理しようとすると、おかしくなるという問題が起こっていた。もう一つ、27.9 インチ 4K HDR  なモニタ BenQ EL2870U とこの PC を接続すると、モニタがいろいろ不調な感じになる問題も。後者は対応策は見つかっていたが、完全では無かった。いろいろ調べて、どちらも一応解決したっぽい。

前者の AVIUTL の問題だが、症状としては、USB や SATA、ネットワーク関係が消えてしまう感じ。マウスやキーボード、HDD、有線 LAN が、使えなくなる。PCI-E スロットに刺している ビデオキャプチャーカードも動かなくなる。CPU は動いていて、HDMI で接続しているモニタにも普通に画面は表示されている。あと、M.2 接続の SSD は普通にアクセスできているようだ。その状況を見ると、APU(CPU+GPU)は生きていて、チップセット B450 に接続されている諸々は死んでいて、ハードウェアの問題かなぁという印象。SSDチップセット経由でなく APU に直接つながっているのかもしれない。SSD は生きているので、SSD 上の動画ファイルを処理して、結果を SSD 上に保存する分には、まったく操作ができない状態であるが、AVIUTL を使うことはできる。処理が終わったら、強制リセットだが。

それはさておき、結局は解決することができたのだが、やったのは普通に BIOS のアップデート。ASUSマザーボード PRIME B450M-A なので、ASUS のサイトに行くと、すでに 3 バージョンくらい新しいのが出ていた。現時点での最新バージョン 1607 2019/06/21 をインストールした。

ZIP ファイルをダウンロードして、展開すると、PRIME-B450M-A-ASUS-1607.CAP というファイルがあるので、FAT32 でフォーマットした USB メモリに入れて、再起動、DEL 押しで BIOS 画面に行って、Advanced Mode(F7) の Tool に、EZ Flash 3 があるので、USB メモリの上記ファイルを指定すれば、BIOS がアップデートされる。

アップデート後、なんか最近見てなかった、昔ながらの BIOS の画面(黒地に文字がずらずら出てくる感じの)が一瞬表示されて、少し焦ったが、すぐに普通に Windows 10 が立ち上がった。

で、ハラハラしながら AVIUTL を起動して、動画像処理をやってみたら、無事に HDD や マウスが死ぬことも無く、普通に処理が進んでいく… 素晴らしい!! ていうか、これが普通のはずなんだが。

ちなみに、rigaya 氏の AVIUTL プラグイン VCEEnc も試してみたら、CPU でエンコードするより 3 倍くらい速い。こちらも素晴らしい!!  H265/HEVC へのエンコードも使える。CPU は画像処理の負荷を掛けてもいいってことかな。

さて、もう一つの問題、BenQ EL2870U の Burn In Mode 問題だが、Ryzen PC をスリープすると、その際に Burn In Mode に入ってしまうようだ。他の PC がつながっていれば、そちらに表示が切り替わるだけなのだが、他の PC もスリープ等していると、Burn In Mode に入って、画面が激しくカラフルに点滅することになる。

解決策としては、「Radeon 設定」で、「ディスプレイ」の 「HDMI リンク保証」を OFF にすること。これで、Burn In Mode に入らなくて、モニタの方は、信号が無い、というメッセージが出るだけになる。この設定については、HDMI ケーブルの問題をチェックしてくれる機能らしい のだが、スリープしても何らかの信号を出していて、それが Burn In Mode へのきっかけになるのだろうか。

Burn In Mode の何が問題かというと、寝ている間でも、自動で PC が起動してその後スリープに入ったりすると、EL2870U の電源を切っていても勝手に電源が入り、その後 PC がスリープすると、Burn In Mode のカラフルな全画面点滅が始まって、そのまま手で止めるまで延々続くことである。PC の前にいれば、Burn In Mode は、ボタン二つ同時押しで解除できるが、夜寝ているときは、朝まで全画面点滅が続くことになる。

ということで、新しい PC にしてから懸念だった大きい問題二つを解決することができた。BIOS も、一年以上経っている古い CPU には、ちゃんと対応しておいてほしいところ。このあたりが AMDAMD たるところだろうか。なんとなく Intel で組めば、こういう事は少ないような。そうでも無いかな。といいつつも、小生は AMD 派で、自宅の PC は、タブレット PC 以外の4台(1台はノート PC)、AMD CPU である。Ryzen 3000 シリーズも楽しみだ。