この無線化アダプタの発表自体は結構前からあったが、ようやく発売されるらしい。
とりあえず WiGig を使っている所がポイントか。WiGig の拡張 PCIe のカードが付属しているとのこと。ノート PC やスマホだと、たまに WiGig 対応の機種もあるが、HTC Vive/Pro で VR を快適に使うには、デスクトップ PC が必要だろう。中間的な存在のゲーミングノート PC だと、もともと WiGig に対応していないと拡張もできないし、ちょっと厳しいかも。Thunderbolt3 あたりの WiGig アダプタバージョンの必要じゃないだろうか。
まだ、帯域不足を補う映像の圧縮方法や、ディレイがどの程度かという情報が無いので、不安な部分はあるが、スマホ VR や、スタンドアローン型の HMD では出せない高解像度の VR 映像を、ワイヤレスで HMD に送り込めると思うと、ちょっとわくわくする話ではある。
Intel さんと提携して、VR HMD に WiGig を使うというのは、ちょっとググってみると 2017年5月には発表していたようだ。軽く 1 年以上経って、やっと製品化されるというのは、結構難しい技術が色々つぎ込まれている、ということなんだろうか。早く実際に体験してみたいものだ。