パソコン・メモメモ備忘録

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AMD CPU RYZEN7 発売

マイナビさんの記事。これはかなりマニアックな記事である。Intel の Corei7 7700K や 6950X とかなり細かいところまで比較して、そのデータについて、逐一説明が付いている。この記事だけで 7 杯はご飯が食べられそうだ。

結論としては、絶対的性能では、未だ Corei7 に敵わないところはあるが、結構拮抗していて、消費電力も価格も低いので、小生のような貧乏人が、ハイエンドの計算パワーを手に入れるには最適な CPU という感じか。本当の最高速が欲しければ、シングルスレッドなら Corei7 7700K、マルチスレッドなら… コア数とメモリ帯域がバケモノの 6950X を選ぶのかもしれない。平均的に優等生なのが RYZEN7 だろうか。とは言え、ところどころ弱点があるのが…

これまで、スペックは凄いのに、実際の性能では Intel に引き離されていた AMD 社の CPU だが、今回は本当にコストパフォーマンスで殴り込みを掛けた感がある。特に、上記の記事では、キャッシュの性能が上がっているのが個人的に嬉しかったり。計算能力のスペックが高くても、データやコードを持ってくる性能がが低いのが足かせになっていたように思う。

一時期、Intel のプロセス技術が、他社より2歩くらい進んでいて、いくら設計で頑張っても…みたいな時期があったが、プロセスの微細化が限界に近づいて、かつフィントランジスタがどのメーカーでも普通に使えるようになって、そこでの差がかなり縮まったのが、RYZEN の躍進の一つの要素だろう。AMD ファンの小生には、Intel さんには、悔しいながらももっと突っ走って欲しい所だが、物理的な壁は如何とも。そういう意味では、世界全体としては AMD CPU の躍進は、限界が見えてきた兆しだったりして。シンギュラリティを迎えるまで、限界に到達しないで欲しい所。

ちなみに、上記記事では、4枚の DIMM でテストされているが、なんか DIMM の枚数で、DIMM の推奨転送レートが変わるとかいう記事もあるのので、最高速度は出ているのかはちょっと気になる。ちゃんとしたマザーと DIMM を使えば、4枚の DIMM でも最高速度が出せるということか。

16 スレッドなんて、CG レンダリングとか動画エンコードとか物理シミュレーションとか画像処理の目的で PC を使う人以外はあんまり恩恵を授かれないかも。小生は、割とこの辺多用しているが。後、認識系や AI 関係も嬉しいのかな。

Corei7 と違って、動画コーデックが入っていないのがちょっと残念。この辺りは、RadeonRX シリーズ辺りと組み合わせて、低価格でそつのない PC を組むのが良さそう。一台組みたくなってきたなぁ。

そういや自動クロックアップ的な機能についての評価は無いのかな。今回は、まずは基本性能の比較が気になるのは当然だが、自動で性能がブーストされる機能は、RYZEN でも Corei でも搭載されている。そのあたりはどうなんだろう。