Impress さんの記事。時代はどんどん進んでいくのを実感させられるニュースである。4K 放送もまだ一般的に広まってきていないうちに、4K HDR 放送が始まるとは、なかなかフジテレビさんも頑張っている。こういうのは、通常 NHK から始まるのかと思いきや。NHK さんは、8K へ邁進しているのかもしれない。
面白いのは、通常のテレビ放送と並行して、4K HDR の放送を、インターネット経由でやる所だろうか。一方だけにしないのは、4K HDR 用の通信が途切れた際に、通常のハイビジョン放送でカバーできるから。緊急放送時も切り替わるそうな。
CM を地域ごとに差し込む技術も取り入れられているそうな。それを考えると、全てをリアルタイム処理するテレビ放送は結構すごい技術の塊なのかもしれない。特に、現在では、MPEG エンコードも必要になるので、撚りリアルタイムな対応は壁が高くなっているように思う。
電波経由の通常の放送と、ネット経由での放送とどれくらい同期が取れるのだろう。途中で切り替えても、あれ、ちょっと画質が変わったかな、レベルの切り替えられるのなら凄いのだが。その辺り、一度見てみたい。
個人的には、HDR の凄い映像はまだ見ていない気がする。持ち歩いている GalaxyS8 でも、HDR 映像は再生できるらしいのだが、余りその凄さを感じるものは眼にしていない。設計製造ソリューション展に行った際に、EIZO の開発中の HDR モニタで、CG の自動車の表示を見た際は、確かに、HDR と SDR の差を感じたが、HDR の方だけ見ていると、そんなものかな、と思ってしまう印象だった。
早く HDR 放送を見られるようになりたいものだ。
