パソコン・メモメモ備忘録

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8x8 ピクセルからの画像復元

Gigazine さんの記事。記事に挙げられている復元結果は、かなりインパクトがある。一つは、顔の例だとちゃんとした顔の画像が出てきている所。もちろん、顔画像のデータベースから、8x8 ピクセルに縮小した際に、お題の画像と一番近いものを取ってくれば、それなりの結果をだせるのだろうが、そんなつまらないことをやっているわけでは無いと思う(多分)。顔以外でも対応できるし、もともと学習には正解画像を使っていないはず。

8x8 ピクセルまで縮小すると、人間が見ても、顔かどうか自信をもって判別レベルにない。それを確実に顔として復元できるとしたら、人間を超えた、みたいな事を言ってもいいのだろうか。ただ、人間の顔じゃなくて、動物の顔ばかり学習させていれば、動物の顔として復元しそうな気はする。何をもってうまく行ったのか、は、それを何に使うか、次第なのかもしれない。人間の顔がうまく復元したいなら、人間の顔が出力されるべきだし、学習にも人間の顔を使うだろうし。人間が、この 8x8 ピクセルを見て、人間の顔と判別するのは、生まれてから今まで人間の顔をたくさん見てきたから、という話で、これを人間の顔と判別できる方が、生きていく上で役に立つということかもしれない。

モザイクと言えば、元に戻したくなるのが人(男?)の性だが、実際、対象物を限定して学習させれば、それなりに復元はできそうではある。結局、学習させた画像から生成している画像になるわけで、それを嬉しいと思うかどうかは微妙な所。別にそのものずばりのモザイク無し画像で学習していれば、そのものが復元出来たとはいえるかも。

個人的には、静止画だけでなく、動画の前後フレームの情報を使って高解像度化する手法も、学習によってどこまでできるようになるかも気になる所。入力データ量が格段に増えるので、その辺りが課題となるのだろうか。

心の目で見られる人には、不要な技術かも知れないが、今後の発展も楽しみ。