先日テストを始めた Wifi 経由でワイヤレスにディスプレイ表示するセットであるが、色々と見えてきた所もある。
一つは安定性。まだ数時間レベルでしか連続稼働させていないが、安定度は高いようだ。恐らく、Wifi 親機と PC 側の Wifi の安定性が一番重要じゃないかという気がする。今回は ATERM WR8750N を SurfacePro だが、特に問題は見られず。タスクマネージャーで Wifi の送受信速度を見ると、多少のグラフの変動は見られるがまぁ、安定している方だろう。
一度接続を切った後の再接続は、多少の待ち時間と、時々画面が出ない事があったりして、それほど 100 発 100 中という感じでは無い。SX Virtual Link のソフトで再接続したり、USB ケーブルを抜き差しすると、だいたい復活できるので、問題ない範疇だろう。
通信速度もいくつか試してみた。先日モバイル Wifi ルーターを使った際は、50Mbps に届かないくらいで、動画再生もカクつく感じだったが、まともな?ATERM の Wifi ルーターを用いた場合は、70Mbps〜80Mbps は出る感じ。かなり動画のカクつきも軽減されて、実用性は高まる。ただし、有線で接続した場合と比べると、動画再生中のマウスカーソルの動きもカクカクではある。
SX-DS-4000U2 を、Wifi 経由では無くて Gigabit イーサーで直接接続した場合は、200Mbps 程度になり、マウスの動き等、かなり滑らかになり、ほぼ、DVI や HDMI で接続したのとに近い感覚になる。ただ、赤色辺りの圧縮によるブロック感はあるが。
11ac 対応の Wifi ルーターでも、思ったほどは速度が出ず、有線接続の優位性が浮き彫りになった印象。新しい機種ならもっと速度が出たりするのだろうか。
結論としては、アクションゲーム等するには厳しいが、プレゼン用にプロジェクタに接続するとかその辺りには使える感じ。Miracast とは、特性が違うので、多少高価になるが、こちらを選択する意味はある。動きの滑らかさより、画質、といった場合だろうか。ただ、Silex 製品の入手性が気になる所。SX-DS-4000U2 は製造終了ぽいし、後継?の DS-510 も入手困難。残念。今後は WiGig 搭載製品に期待するしか無いか。
サイレックス・テクノロジー ハイパフォーマンスUSBデバイスサーバ SX-DS-4000U2
- 出版社/メーカー: サイレックス・テクノロジー
- 発売日: 2011/08/22
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