パソコン・メモメモ備忘録

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加速度センサーの個体差で固有 ID

Impress さんの記事。今日、たまたま仕事で加速度センサーの話を聞いたので、ちょっと気になったニュース記事。昨今、MEMS 技術の向上のおかげか、加速度センサーが非常に小さくなって、いろんな装置に内蔵されるようになっている(特にスマホには当然のように)。それを活用しようという話らしい。KDDI さんも色々な研究をやっているなぁ。

100兆個の ID を区別できるとか。十進数で 14 桁、2進数なら46~47bit 分という感じか。クレジットカードが 16 桁なのでそれよりかは少ない、と考えるとちょっと足りないかな、という気がするが、その他の ID と組み合わせれば(メーカー ID とか?)十分な数なのかもしれない。

結構加速度センサーは、温度の影響を受けたりするそうな。一体どうやって個体差を求めているのかは非常に興味があるが、この記事には詳細は書かれていない。最大値・最小値から特徴量を抽出するそうな。一応3軸あるので、1軸あたり 16 bit 分くらい区別できれば十分だが、それって結構な数に思える。

手元の HTL23 だと、加速度計は 0.01m/s2 の精度で MAX 19.613 ということらしいので、16bit 分の何かは全く出てこなさ気なのだが… 時間的な変化(ゆらぎ)も使うのだろうか。ノイズ的に微小に計測値が振動しているようでもあるので、それも使えるのだろう。

机の上とかにじっと置いておいた場合の、0 点からのずれも、個体差ということで使えそうではある。ただ、こちらも結構温度等で変化しそうなのだが。三つの方向の値の変化を追いかけると、実は結構補正できたりして。

この辺りの活用方法もなかなか奥が深そうだ。