Engadget さんの記事。これはちょっと面白そうな製品だ。スマホに搭載されているカメラは、非常に小さくなってきている(多分)。それを外付けにしても十分小さなデバイスにまとめられる、という発想は確かにありだ。
それをステレオ立体視や、リフォーカスに使うのは、最近のスマホの計算パワーが非常に上がっているからだろう。ただ、スマホ内蔵のものは、専用の DSP とか使って、高速に省電力で、この辺りの計算を行うのだと思うが、この Eye-plug の場合は、CPU や GPU を使って計算しているのかと推測するがどうだろう。そういう点では少し不利かも。
気になる点は、カメラの仕様が、本体内蔵のものと異なる可能性が非常に高いことだろうか。解像度や画角、感度やホワイトバランスなど、同じセンサーを使っているならまだいいが、かなり違うことも予想される。そのあたりを柔軟に合わせられるソフトウェアが付いてくるのだろうか。
おおよそ同じものが写っていることを前提に、二つの撮影像を合わせこんでいくのは、がんばればできるようなできないような。そもそもステレオ立体視だと、同じようで微妙に左右の撮影像が違うので、完全には合わせられないような気もする。画角や解像度も合わせながらステレオマッチングを最適化するアルゴリズムは、一応組み立てられそうだが、計算量もそこそこいりそう。
後、microUSB 端子が、左右の側面にあるスマートフォンは対象外ということだが、底面にあっても、ちょうどカメラと水平の位置に来るとは限らない。このあたりの補正もどの程度やってくれるのか気になる所。
スマートフォン本体が高性能な機種の場合、もう少し解像度やフレームレートを上げられると面白そうなのだが。まぁ、接続が USB2.0 なので、あまりハイビットレートは厳しいか。USB-C で 3.0 仕様になったらもっと使いでがあるカメラになりそう。
3D動画撮影用 microUSB追加スマホレンズ『Eye-Plug』 (914084)
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