パソコン・メモメモ備忘録

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NVidia ハイエンド GPU TITAN X

4Gamers さんの記事。一番の注目ポイントは、製品名に「GeForce」が含まれないことだろう。前世代の TITAN は GeForce GTX TITAN X だった。まぁ、それでどう、というのはあまりないかもしれないが、GeForce とは1段上のレベルの GPU というイメージなんだろうか。

スーパーコンピューティングやディープラーニング数値計算用の TeslaP100 の GP100 とも GeForceGTX1080 シリーズの GP104 とも違う GP102 というチップを搭載しているとか。しかもこの記事によると、GP102 だけがもつ 8 bit 整数演算命令があるとか。想像していたよりも、この TITAN X は NVidia にとって、結構重要な GPU らしい。

以前の GeForce な TITAN は、Quadro や Tesla 用の高価なチップを無理やり GeForce に持ってきて、ハイエンド仕様のグラフィックカード製品にしているイメージを、小生が勝手に持っていた。他社の GPU との差別化的な意味しかない、とか。ところが、現状 AMD からは、ハイエンドらしいハイエンド GPU が出ていない。それでも TITAN X を出すとか、AMD を突き放しにかかっているのか、実は、AMD からもハイエンド製品が出ることを予想して、対抗を準備していたのか… 一応 AMDPolaris なハイエンドを準備しているという噂だし、いつかは出てくるだろうから、ひとまずは待ちか。

まだ、この TITAN X のベンチマークは出てきてないようなので、そのパワーは想像するだけだが、前世代からかなりのパワーアップを果たした GeForceGTX1080 のさらに 1.5 近い能力がありそうで、これは楽しみ。TITAX X を4枚挿した PC でしか出せない映像とか見てみたいものだ。でも、どちらかというと、最近は、GPUレイトレーシング(パストレとかフォトンマッピング含)を、リアルタイムに近い速度でやるのが流行ってきているし、映像のリアリティも一枚上手な気がする。そういうのは Tesla の方がいいのかな?