パソコン・メモメモ備忘録

気の向くままパソコン関係等で気になることを書き記す。時々更新!

WWDC2016, Swift Playground

先日 Apple の開発者向け発表会 WWDC2016 が行われて、色々なニュースが流れている。iOS, MacOS, TvOS, WatchOS それぞれに Siri のパワーアップを中心に細かい機能がコレでもかという感じで追加されたようだ。それぞれあったら便利だなと思うものばかりでは有る。ただ、ちょっと思うのは、余りに細かい機能が多すぎて、全てを使いこなすユーザーはいるのだろうか、ということ。特に使いはじめるまでに自分用に色々カスタマイズしないといけない機能は、とっつきにくい。また、たまにしか使わない機能も、一度使ったっきりで、そういやさっきこの機能使えばよかったのに、と後から思うようなものが多い。是非とも、次は、大量の機能のなかから Siri?が状況に応じて使ってくれる、もしくは使うように促してくれる部分を強化して欲しい所。各機能に、かっこいい名前を付けたりが Apple は得意で、機能を覚えるにはいいだろうが、そもそもそんな名前を覚えなくても、いつの間にか使っていた、みたいなのを目指して欲しいな。Apple にかぎらず、WindowsAndroid も Office も。

それはさておき、Swift Playground という今日行き向けなアプリ?も発表された。子供が楽しくプログラミングを覚えられるようになるものだそうだが、子を持つ親としては気になる所。うちの子供達には Scratch をやらせて、一通りは使えるようになったようだが、Scratch はちょっと限界があるように思える。もう少し抽象化について便利な機構があった方がいいのじゃないだろうか。

その点、Swift は、実際にアプリを開発するプログラム言語で、かつ研究されて使いやすくなっているものなので、限界は問題とならないはず。後は、この Swift Playground でどこまでのレベルをサポートしてくれるか、ということだろうか。if や while、 ループ、配列、関数あたりは、Scratch でも勉強できる。必要なのはそこから先だろうか。アルゴリズムへすすんで、ソートとか描画の仕組みとか。もう一つは、ライブラリの活用。車輪の再開発をしながらも、過去の遺産は活用していく流れ、その文化というか雰囲気を学んで欲しい。

そこまで Swift Playground に求めるのは、ちょっと筋違いかもしれないが、プログラミングの基本だけでは、これまで幾多作られてきたものと同じになってしまう。Swift に囲い込みたい、という目的にはいいかもしれないが、Apple にはもっと広い世界を示して欲しいものだ。