パソコン・メモメモ備忘録

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新しい距離画像センサ? 東芝の新技術

Impress さんの記事。ここ最近、距離画像を取得するセンサ等も結構ホットな感じがする。Kinect 発売から、最近の Intel RealSense3D あたりが中心だろうか。赤外線でパターンを照射して、それを解析して距離画像を得るのがメジャーで、KinectV2 の ToF 方式もある、という感じだろうか。もっとお金を出せば、プロ仕様の Artec のスキャナとかもあるが。

そんな中、新しいアイデアの距離画像を取得する技術が、東芝から発表されたようだ。レンズの前に、水色と黄色、半分半分の色フィルターを通して撮影すると、距離によって、水色と黄色のフィルターの影響が変わってくるとか。はっきり言って、なんかできそうな気がするが、どうやってできるのかは良くわからず。偉い方がわかりやすく解説してくれるのを待つしかないか。

基本は、ピントが合っていない対象物にたいして、ぼやけの部分に色が乗ってくるその分布で距離を測るらしい。それって、色フィルタを使わなくても、DepthOfField 的に距離が求まるような。ピントが合った距離の前後で、色の分布が反転するので、色フィルタを使わない場合より、正確な距離を出したり、オブジェクトの分離がやりやすそうではある。

しかしながら、もともと色のついた対象物(黄色とか水色)だとうまくいかなさそうだし、前後関係が色々な対象物が重なり合っているようなシーンだと、画像処理がかなり難しくなってしまう気がするが大丈夫だろうか。それに、ぼけを元にする、ということは、正確な輪郭を得るのが難しい場合も出てきそう。

ハーフミラーを使って、感度は半分以下になるが、普通の撮影画像と、このフィルター撮影画像を同時に取得して、それで処理すれば、より正確に普通のカラー画像と距離画像が得られる気がするがどうだろうか。

35cm 離れたステレオカメラと同等の深度情報が得られるそうな。原理的になぜそうなるのかもよくわからず。レンズの左半分と右半分が別になっているっぽいステレオカメラでしかないような。

もう少し原理が理解できるといいのだが。実際にこの技術を使った製品が出てきてほしいところ。というか、フィルタを自作すれば、ハードは自分で用意できる? ソフトが問題だが。