パソコン・メモメモ備忘録

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Amazon Snowball

Gigazine さんの記事。最近、仕事で Amazonクラウド AWS を使っていて、GB 単位のファイルの転送に時間がかかって閉口しているが、コストと時間を考えると仕方ないところ。Amazon Export/Import のサービスを使えば、物理的なメディアにデータを書き込んで、それを Amazon に送ることで、クラウドに巨大なデータを流し込むことができる。この SnowBall もその延長線上にあるサービスで、専用のメディアを使って、クラウドへのデータ流し込みができる、ということだそうだ。50TB のそのまま発送可能なストレージを使う。インタフェースは 10Gb イーサだが、50TB 埋めつくそうとすると丸一日とは言わないが、15時間くらいかかる計算。とはいえ、外部装置とやり取りできる通信線で、一番コストパフォーマンスが高いのが10ギガイーサだろうか。Thunderbolt2 なら 20Gbps だが。

確かに、1Gbps の回線フルスピードでデータが送れたとしても、この 10 倍以上の時間がかかるとなると、非実用的に感じる。ちなみに上記の記事で、100TB を ギガビット回線で送ると 100 日間とかかれているが、一桁間違っている気がする。100000GB を 0.1GB/sec で送ると約 11.6 日間のような… それで考えると、ストレージの往復4日間(送付1日、コピー1日、送付1日、コピー1日)の3倍くらいかかるので、大いに Snowball を使う意味はあると言えるだろう。

10Gbs な専用線を引くのと比べると、随分とコストは小さい。運送料なんて大したことないだろう。1 万回 Snowball を使ったとしても、専用線のコストには全然届かないんじゃないかな。一般の通信回線もどんどん速くなっていくのかもしれないが、物理メディアを運ぶのが一番速い、というのはなかなか覆されないような気も。逆にドローンが自動で運ぶのが当たり前になったりして。はてさて。