パソコン・メモメモ備忘録

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Tesla バッテリーシリーズ発表

Gizmodo さんの記事。Tesla から家庭用「Powerwall」、容量がその 10 万倍以上の「Powerpack」、そして巨大な「GIGAFACTORY 1」。Powerwall は、10KWh で 3500ドルだそうな。日本のメーカー品の半分から 1/3 の価格とは、何が違うのだろうか。大量生産で価格を下げるにしてもちょっと差が大きすぎる気が… 日本では補助金も出て、の価格なんで、1/4 とか 1/5 とか言ってもおかしくないかも。中身のコアとも言えるバッテリーセルは Panasonic 製だとかいう話も見たが、本当だろうか。もう少し詳しい情報が欲しい所。

記事に出ている写真を見ると、バッテリーとは言え、結構外観にも気を使っている感じがある。日本の製品は、本当に四角いデザインのものばかりだが、Tesla のものは、曲面なデザイン。まぁ、設置の際にデッドスペースが増えて、狭い日本の住宅には不向きかもしれない?

さて、上記の記事の表記はちょっとおかしい気がするのだが、1台の Powerpack は 100KWh の容量がある。これを複数接続して最大 1GWh のバッテリーとして扱えるそうな。10000 台。結構な数だが、今のスパコンみたいに一杯並べる施設を作るのは、現実的ではある。

そして、100KWh の Powerpack9億台あれば、世界中が再生可能エネルギーに移行可能だそうな。この9億台、というのはどういう数字なんだろうか。なんか、割りと現実的な話のようにも思えるが、世界のそれだけのリチウムの埋蔵量がある(掘り出せる範囲で)のかちょっと心配。地殻中で25番めに多い元素だそうな。この辺りの資料を見ると、楽観しても良さそうな。Tesla は、採掘や抽出辺りにも手を出しそうな気がしなくもなかったり。

恐らくこの Powerpack 1台は、Powerwall の価格からして、その10倍として3〜400万円。ちょっといい車くらい。最初の記事にあったように、車になぞらえて 9 億台普及するのもありそうに感じなくもない。

GIGAFACTORY 1 の詳細も良くわからず。上記の記事は、こちらも不正確な気が。イーロン・マスク氏の講演や Wikipedia を見てみると、バッテリー製造工場のようだが。Tesla は、バッテリー工場もプロダクトの一つとして売っていく? バージョン1と言っているので、どんどん新しい工場を建てていくのだろうか。

本当に、蓄電が当たり前の世の中になってくれば、エネルギー問題は大きく状況を変えることになりそう。電池メーカー、Tesla 等の企業の活躍を期待したい。