パソコン・メモメモ備忘録

気の向くままパソコン関係等で気になることを書き記す。時々更新!

Microsoft 「Office Lens」

Impress さんの記事スマートフォンや、タブレット PC のカメラの高画質化により、カメラで文書を撮影してスキャナの代わりに使う、というのが普通になってきた。ということで、こういったカメラで文書を取り込むソフトは色々出てきている。この Office Lens は、Microsoft 社製であり、性能もそこそこ良く、他の Office ソフトとの連携もできてなかなか使えそうである。

iPhone6 に入れて使ってみた。チラシとかプリンタで出力した文書とか、本の表紙とかを試してみた。まず撮影時に、長方形(を斜めから見た形状でも OK)をリアルタイムで探してくれる。状況によっては、なかなか所望の領域を認識してくれなかったりするが、撮影方向を変えてみたりすると、撮影対象の領域が囲まれるので、その状態でシャッターを押せば、すぐに取り込まれる。

ただ、うまく囲ってくれない時は、なかなか出来ないことも。アルゴリズム的には、まず画面内から直線らしきものを抽出して、その中から4本拾ってきて長方形領域を囲う、という感じか。画面内に、所望の文書の輪郭以外の直線があると、そちらを輪郭だとご認識してしまうことが多い。正確に切り抜こうと思うと、できるだけ周囲に直線的なものが無いようにするのがコツかもしれない。

うまくシャッターを切れたら、すぐに、斜めから撮影した場合でも正面から見た状態に変形した結果を表示してくれる。想像以上に綺麗に正面からの画像になっている。ただ、端の方が微妙に歪むこともあるが、元々が完全な平面じゃないからだろうか(厚紙の箱の1面とかだと、微妙に曲面)。

後は、Word や PowerPoint、PDF なんかにする事もできる。Microsoft のアカウントが無いと駄目なようだが。ひとまず OneDrive へ、所望の形式でアップロードされるので、それを該当のアプリでダウンロードして開くことになる。Word 形式だと、文字認識した結果と、撮影した画像から、文字以外と判定された画像の一部なんかが混じった文章になる。PDF だと、見た目はスキャン画像だが、文字の選択や検索ができる文書になる。文字の認識精度は、まだまだ、と言ったレベル。良くある誤認識は散見される(ル→ノとレ みたいな)。なんでそうなるのか全くわからない間違い方をする事もある。キーワードをいくつか試せば、検索で見つけられそうな感じ。

ということで結構高機能であり、これが無料で使えるとなるとかなり得した気分。ホワイトボードは撮影はよく必要になるので、今後活用していこう。