Impress さんの記事。最初は、一体どういうものか今一つ分からなかったが、要するに、指紋認証機能と、NFC 機能と、スマートフォンと通信する Bluetooth 機能が入ったデバイス、ということだろうか。実際には、このデバイスだけでは意味が無くて、スマートフォンに入れるアプリと、認証のための情報を持ったサーバーも含めたシステム全体が Magatama なのかな。
Magatama を取り出して、指紋認証してから、おサイフケータイや IC カードっぽく、リーダーに当ててピピッとすれば、決済や解錠等ができる、ということか。指紋認証付きのスマートフォンも取り出して、指紋認証してリーダーに当てる手順は同じような気がするが(Apple Pay とか使ったことは無いが、そんな感じ？）。
記事には、スマートフォンを取り出す場合は、アプリを起動する手間が面倒、的なことが書かれている。Magatama なら、それで指紋認証すれば、スマートフォンのアプリが自動で立ち上がってサーバーにアクセスに行ってくれる、ということか。気になるのは、そのタイムラグだろうか。小生の Android スマートフォン、HTL23 は、最近、色々アプリを入れているせいか、しばらくスリープした後に何かしようとした際の初動が結構緩慢な印象がある。こんな反応速度では、指紋を読み取らせてからタッチできるようになるまで１０秒間とかかかりそうだが、大丈夫だろうか。
また、ポケットから取り出さないといけないのなら、それもスマートフォンと同じ。スマートウォッチに内蔵したり、伸縮するストラップで首から下げる等すれば、スマートフォン以上に便利にはなりそうではある。
Magatama 自体に LTE 通信機能があって、サーバーに直接アクセスに行ってくれればいいが、それだと電池の持ちや大きさ重さで、スマートフォンと比べてアドバンテージが無くなってしまうのかもしれない。Magatama が成功するかは、スマートフォン側の安定性と反応速度次第のように思える。はてさて。
