パソコン・メモメモ備忘録

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NHK 高解像度向けの撮像素子開発

Impress さんの記事。なんかまだ商品化は先の方な技術だが、ニュースサイトで記事になっていたので。

立体視用のカメラには高画素数なセンサが必要、というところから話が始まっているが、少々違和感がある。確かに立体視用には、複数の画像を同時に撮影しないといけないので、必要な画素数は確かに普通の数倍ではある。が、それは高解像度(狭い場所に詰め込む)で無いといけないかと言うと、そうでもないような気がしたり。ステレオカメラとか、センサが2枚になっていたりするわけだし。

Lytro のような、Light Feild Camera だと、確かに相当の高解像度なセンサか、巨大なセンサでないと必要な画素数を確保でき無さそうだ。NHK の発表はこの辺りを前提としているのだろうか。

製造にどんな困難があるのかは良くわからないが、センサの構造的には、理想的な構造に近づいているように思われる。最近は当たり前になりつつある、裏面照射型センサになるだろうし、読み出し回路が各画素毎に付いている、というのが、電荷を電流に変えて増幅する回路な感じなら、ノイズも低減出来そう。将来的に A/D 変換も画素毎にやってしまうということだとしたら…すごすぎるか。

ローリングシャッター歪ともおさらばできそうな気がしたり。といいつつも、一気に読み出された信号の A/D 変換はどうするんだろう。高画素数化してもフレームレートが落ちない、ということは、それなりに A/D 変換や、デジタル信号の転送部分も並列化、高速化していくのだろう。こちらはそれほどネックでは無いのかな。

いくら後処理で頑張っても、センサの能力以上の情報を取得するのはまず無理なので、こういったセンサの進歩は嬉しいところである。