この時期はプロジェクタの新機種が出てくる時期なのだろうか。クリスマスシーズンを狙ってとか？ それはともかく、本格的な LED 光源のホームシアター用プロジェクタが出てきた。Impress さんの記事。
1200ルーメンで 50万:1 のコントラストだそうな。色の純度も高く、RGB の明るさが揃っているので、ランプ方式より明るく見えるとか。イマイチ原理は良くわからないが。LED 光源のプロジェクタは、ルーメン数より明るく見える事が多いという話は聞いたことがある。
DLP 方式の利点は、LED の組み合わせでより発揮できるようだ。カラーホイールがいらないのは大きいと思われる。十分明るい光源を、絞って使えば、残像対策にもなりそうだし。
後気になるのは、音の大きさ（ホイールが無いので、ほぼ冷却ファンの音だけだと思うが）と、明るさの均一性くらいか。まぁ、筐体の大きさ・形も有るか。この辺は、レビュー待ちだろうか。後、かなり
改善しているとはいえ、カラーブレイキングノイズがどれくらい知覚されるか、といった所。
RGB の光源をそれぞれコントロールできるなら、カラーホイールでも６色使っていたような事を LED でもやって明るさを稼いだりしているのだろうか。R、G、B、R+G、G+B、B+R、R+G+B みたいな。
そういえば、LED 光源のメリットの一つ、立ち上がりの速さ、が何もアピールされていない。ランプより、システムの立ち上がりが遅くて、LED は関係なくなっているとかだろうか。気になる所。
価格は 45 万円程度ということで、この性能ではかなり安いような気がするが、昨今、液晶（透過、反射）のフル HD モデルは、かなり価格が下がってきているし、まだ 4K モデルよりかは安いとはいえ、ちょっとお高いようにも思う。
LED で 1200ルーメン出せるなら、もう、普通のランプを使う理由はなくなってきているんじゃないかなぁ。もっとどんどん本格的な LED プロジェクタも出てきて欲しいものだ。
