パソコン・メモメモ備忘録

気の向くままパソコン関係等で気になることを書き記す。時々更新!

SOTEC C101 もろもろ

ファンレス時に負荷を掛けるのと、この PC のギガビットイーサの最高速度を調べるために、色々探ってみた。/proc/cpuinfo で見る CPU のクロックが常に 800MHz なのが気になった。そこで、echo 1600000 > /sys/devices/system/cpu/cpu0/cpufreq/scaling_max_freq あたりで最高クロックを 1.6GHz に上げて、cpufreq-selector -c 0 -g ondemand で、適宜クロックが上がるように設定した。一応 cpu0 だけでなく、cpu1 の方も設定した。

その状態で、これまでギガビットイーサの最高速度が出ていた(この自宅サーバを使う用途で良くあるパターンのうちの)、C101 の SSD 上のファイルを他 Windows PC へコピーする操作をしてみた。クロックが 800MHz の時は 200〜300Mbps というところだが、1.6GHz まで上がるようにすると、500〜600Mbps まで出るようになった。800Mbps 以上出るデスクトップ PC には劣るとしても、ATOM な ノート PC では、十分だろう。コピー中は、cpuinfo で見ると、cpu0 の方だけ 1.6GHz に上がっているようだ。この PC、ATOM N270 なので物理コア一つ、HyperThreading で論理2スレッドなので、片方だけクロックをあげるのは無理なはずだが… まぁ、気にしないことにしよう。また、コピー中は、coretemp の CPU 温度が 74 ℃とか上がる。大丈夫かいな。

発熱を抑えるのに、FSB をいじってクロックダウンするとか、VID を落とす方法があるようだ。Linux だと前者のために lfsb がある。実際試してみた。まずは、PLL-IC のチップ種をみつける必要がある。昨日分解した際の写真から探してみたのだが、なかなか難しかった。まずは、クリスタル(水晶発振子)を見つけて、そのそばのチップを見つけるのが手順。ところが、クリスタルの付近にそれらしいチップは無く… ICS のチップが使われる事が多いようなのだが、それらしいものは無し。結局は、クリスタルのちょうど裏面あたりに、蟹さんマークの付いた RTM875T-606 があった。で、i2c を使えるようにして、lfsb を実行してみたが、TME-locked のせいで、FSB はいじれず。小生の能力ではここまでか。平常時 600MHz くらいまでは落としたい所だったのだが。

VID を落とす方は、Linux-PHC というプロジェクトのカーネルパッチを使うようだが、対応するのが 2.6.27 以降みたいなので、古いカーネルを使っている小生には手が出ない。色々遊ぶために CentOS6 にアップグレードすべきか。