最近の iPhone/iPad は、HDMI で画面をそのまま出力して、テレビ等に映す事ができる。となるとキャプチャして録画したくなるのが人の性(さが)? なわけだが、これがこだわりだすと簡単ではなかった。まぁ、一番簡単なのは、AirServer か Reflector を使うこと。それなりの PC を持っていれば簡単。iPad や iPhone からケーブルも生やす必要もない。
しかし、画質やディレイを考えると、有線でのキャプチャも検討したい。ところが、iPhone5 や最近の iPad では、HDMI 出力には DTCP の著作権保護が入っていて、まっとうなキャプチャカードでは、入力できない。また、1080p で出力されているらしいので、それにも対応している必要がある。
一つの手段としては、AverMedia の AVT-C127 という以前にも紹介した HDMI/アナログ キャプチャカードを使う方法。このカードは 1080p60 の入力も受け付ける(録画は 1080p30 まで)。で、重要なのは、VGA の D-Sub 15 ピンからの入力ができること。これと、Lightning-VGA 変換アダプタを使えば、DTCP の影響なくキャプチャができる。デジタルじゃないので多少の劣化があるが実用上問題ないんじゃないだろうか。完璧を目指すなら、DTCP が外れるとかいう機器(あの HDMI 分配器とかあのスイッチャーとか)を挟んで、1080p60 での録画ができるキャプチャ装置を使うこともできなくはないが。
ただ、Lightning からの画像出力は、一度圧縮過程を経ていて、画質、遅延であまりよろしくないらしい。昔の Dock コネクタな iPad や iPhone の方が、外部に画面を出す、という意味ではふさわしいのかも。Gigazine さんの記事。
これを使って、大きいディスプレイに縦画面で iPad/iPhone の画面を表示することもできる。AirServer や Reflector を使えば、そもそもソフトが対応しているが、HDMI や VGA 出力では、左右の余白(黒いが)部分をカットしつつ表示しないといけない。キャプチャ画面をリアルタイムで必要な部分のみを切り抜いて表示できるソフトとしては AmarecTV がある。こういったソフトと、ビデオカードの縦画面表示機能を使えば、解像度はそんなに高くないが、可能といえば可能だ。
実は、以前偶然できた?事があるのだが、アプリによっては、iPad 横持ちで縦画面のアプリを起動して、画面回転ロックを掛けて縦持ちにしても、外部出力は左右余白の縦画面でなく、横に寝たままにできるものがあった。そいういうのだと、そのままディスプレイに接続しても大丈夫なのだが。
実装次第で、そういう出力にすることも可能なんだろうか。需要は高いと思うが対応していないのかな。
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