パソコン・メモメモ備忘録

気の向くままパソコン関係等で気になることを書き記す。時々更新!

AverMedia AVT-C875

何故か手元にあったりする AverMedia の HDMI-USB2.0 キャプチャ装置。パソコン無しでも HDMI から録画できる、というなかなか珍しい製品だ。目的は以前書いたとおり。他にも、VHS のテープや D-VHS からのキャプチャに使おうかとか考えている。その暇があれば、だが。

結構値段も高いので(2万円弱)、ものは結構いい。PC に繋げば、60Mbps の H264 で録画できる。ただし、PC レスの場合は、16Mbps が最高で、かつ解像度は、720p60 か 1080p30 しかないらしい。PC 接続の場合は、ファイル形式も TS 以外に MP4 も選べたり、解像度やフレームレート、ビットレートのバリエーションも格段に増える。入力信号的には、1080p60 にも対応していて素晴らしい。録画にも対応するには、次の世代の機種を待つ必要があるが。また、スルーの HDMI 出力端子もあって、こちらはディレイ 0 だそうな。さらに、アナログ(コンポーネント)入力時も HDMI に変換して出力できるらしい。これも何かに使えそう。

筐体の大きさも、ちょっと(かなり?)分厚いスマートフォンサイズ。実際には、HDMI ケーブルを挿すと、そのプラグの大きさが、これにくっつくので、意外と場所を取るのには注意が必要。重さは軽いので、持ち運びは全く苦にならないかな。

モバイルバッテリーと組み合わせれば、カメラと一緒に持ち歩いて録画することも出来る。ただ、PC レスでの録画時は結構電力を食うみたいで、5V 0.5A 出力のバッテリだと、C875 がまともに動かなかった。インジケーターランプ?が弱々しくなって、電源が落ちて再起動したりする。1A 出力のものだと問題なく動くようなので、その辺は気をつける必要がありそうだ。

PC レスでの録画時は、SD カードに記録される。FAT 32 なので 4GB 毎にファイルが分割される。二番目以降のファイルには _0001 みたいな通し番号が、ファイル名につく。最初のファイルは付かないのがいいのか悪いのか。本当に繋いで、真ん中のボタンを押すだけで録画できるのは簡単便利かもしれない。電源を入れてから、スタンバイ状態になるまでは結構時間がかかる。17秒間くらい。ボタンを押してから録画スタートは一瞬のようだが。録画ストップもそんなには時間はかからない。内部に ARM な CPU の SoC が入っているらしいので、OS 等が起動するには、色々時間がかかりそうでは有る。

手元に空いている SD カードがなかったので、microSDXC 64GB(FAT32 フォーマット済み)をアダプタ経由で挿してみたが、問題なく使えた。ビットレートを PC レスモードで最低の 4Mbps にして 10 時間以上連続録画もできた(まだまだ容量は余っていたが、途中で止めた)。まぁ、この辺りは、昨今の AVCHD なビデオカメラと同じか。

インジケータランプが派手すぎるのと、録画時間や残量等の表示くらいは欲しかったかも。あまりにもその辺はシンプル過ぎる気がする。PC に繋ぐ場合は不要な機能ではあるが。

HDMI ケーブルの途中にかますだけど録画出来てしまう、結構凄いデバイスのような気がする。もう少し安ければなぁ。用事が終わったら、オークションに出品しようかな。