メーカーの製品紹介ページ。かなり高価な傘。そのユニークさについつい衝動買いしてしまった。妻にはぐちぐち文句言われつつ。結構人気もあるようで、今注文しても手に入るのは５月とか。
2週間前に手に入っていたのだが、雨の日に持ち出す機会がなくて、今日、大雪の日にデビューした。ということで、まだまだ使い込んでいないが感想を。最大のメリットである、たたむと濡れた面が内側に来る、というのは、やはり便利さを大きく実感できる。特に電車通勤の小生にはばっちりである。また、すぐに自立させられるのも結構いい感じである。が、傘自体が高価なので、自立させたままその場を離れるのは結構勇気がいったり。
ただ、パーフェクトではなく欠点もある。一つは、布に張りがないこと。普通の傘ほどのテンションがかかっていない。そのせいもあってか、傘中心部の部品が、全体の振動に合わせ、中心の支柱上をずれ動く。ふわふわした感触である。慣れればそういうものだと納得できるが、普通の傘とは違う感触なので、気持ち悪い人はそうかもしれない。
そして、利点の一つである、強風にあおられても傘の骨にダメージがいかず、畳まれるだけ、というのが、結構仇になる。強風でなくてもちょっと強めの風にあおられただけで、傘がたたまれてしまったりするのだ。これは結構恥ずかしいものがある。常に、風上に向かって傘を差していればいいのだが（普通はそうするわけだが）、急な風向きの変化があった際、油断するとこういう状況に。常に風向きを気にするか、傘が閉じないように、中心部の部品を手で押さえておく必要がある。
後は、細かいことだが、自立させた際、傘の骨の先端が汚れることもある。そのまま開くと、汚れた部分が傘の一番外側に来るわけで、周りの人に汚れをつける可能性が高まる。普通の傘ではそういう心配は無いので、少し使用時は気を付けた方がいいかもしれない。
この価格に見合うかどうかは人それぞれだと思うが、おおむね気に入っている。特に、外観からしてユニークな点が。ただ、風で閉じてしまう欠点はちょっといただけない。支柱上を部品が動きにくくする工夫が欲しい所（ボタンを押しながらでないと、ある程度の摩擦がかかって動きにくいとか。完全に止めるのはメリットを帳消しにするので難しい所）。
あんまりメジャーになると、ユニーク性が落ちるので、しばらくは売れないで欲しかったり。
