パソコン・メモメモ備忘録

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AVerMedia Game Broadcaster HD AVT-C127 HDMI キャプチャ 1080p 60fps

最近は HDMI 2.0 や 2.2 が出てきて、また時代は一つ進むわけだが、それ以前の HDMI 1.3 や 1.4 の機器も暫く使われるはず。その中でよく使われるのが、1080p60 (60fps)。ところが、これに対応した HDMI キャプチャカードは高価なものしか出ていない。最安でも Monster U3.0R で2万円弱。特に、PC からのフル HD な出力を取り込みたい場合は、1080p60 必須的な所がある。PC 関係の機材(モニタとか)は、1080i を受け付けないものも多いし、720p だとフル HD パネルが勿体無い。1080p30 というのも、受け付けない機材がある。

ところが、完全な 60fps 対応ではないが、1080p60 を受け付ける HDMI キャプチャカードが有るのを最近知った。それが、AVerMedia の AVT-C127。10000円を割る価格だ。ということで、実際購入してみた。

確かに PC からの 1920x1080 60Hz の DVI 出力を HDMI 変換アダプタ等経由で入力してみると、AmarecTV で表示することができた。AmarecTV で表示された解像度一覧には、1920x1080 59.94fps はなく、最高が 1920x1080 29.97fps だった。キャプチャカードの方で、ダウンコンバートしてくれている、ということなのか。色空間は YVY2 でないと受け付けなかったり、ちょっとむずかしい所はある。また、AmarecTV でのキャプチャフレームレートはちょっとあやしい感じだ。最初 29.94fps で使っていたのだが、なんかフレームレートが不一致とか警告メッセージが出て、25fps だと警告は出ない。PC からの出力を、HDMI 分配器を通して入力しているので、色々とイレギュラな所はあるかもしれない。

もちろん、60fps の1フレームも落とさずキャプチャしたい目的には、使えないカードだ。しかし、最終的に 30fps であっても問題ない用途には、fps を気にせずフル HD の HDMI キャプチャができる、というのは大きいメリット。キャプチャチップ自体は、1080p60 に対応しているが、PCI-E x1 の帯域が足らずに、しかたなく、フレームを落としている、と言うことなんだろうか。PCI-E も gen2 なら帯域が足りるそうなのだが。

小生の使いたい用途では、監視系なのでアウトプットの高フレームレートは必要ない(数秒単位レベル)が、1フレームの解像度は欲しいタイプであり、大元が PC からの出力なところで、まさにうってつけの製品だ。2万円は厳しいが1万円なら、なんとなく出せる感じ。

結局はニッチな感じもしなくはないが、64bit OS でも問題ないし、なかなか使える製品だ。