Impress さんの記事(真ん中辺)。まだまだ商品化へはステップが残ってそうではあるが、将来性が期待できるデバイスではないだろうか。
レーザで網膜に直接像を描く、というのが一番理想的な HMD のように思う。どこを見ているか、の距離によるフォーカスの違いに影響されず鮮明に映像が重なって見えるとなれば、ディスプレイ装置として一番だろう。ただ、心理的には、眼球のフォーカス調節の影響を受けないとなると、違和感を感じるかもしれない。とは言え、全く距離に関係なく見えているテレビでも大丈夫なので、心配ないか。逆に、鮮明な映像を表示できるデバイスなら、表示する内容で、フォーカスのずれをシミュレーションしたボケ画像等出せる、ということなので、表示側の作りこみでより良いものにはできそうだ。
フォーカスだけでなく、目の前に表示が貼り付くのではなく、AR 的に、見えているオブジェクトに表示が貼り付く系のものを実現して欲しい。そのためには、加速度センサ系と小型カメラの搭載は必須のように思えるが、この辺りはデバイスとは分野がちょっとずれる(AR 技術)かもしれない。適宜 AR に強い所を手を組んで欲しいものだ。もちろん、Google Glass とくっついてもいいのかも。
今回のデバイスは XGA ということで、こういう系のものの中では解像度が高いのも期待する点の一つ。スキャン型なので、チラツキはちょっと気になる所だが。
上の記事によると、あと1年で普通のサングラス程度まで小さくするとか。後はお値段も気になる所ではあるが、非常に期待の大きいデバイスだ。個人的には、視力矯正用メガネをかけていても装着できるタイプのものも希望。
