パソコン・メモメモ備忘録

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PLUS Fitcut Curve はさみ

Amazon でも絶賛されている刃が曲線になっているハサミ、フィットカット カーブ。気になってしょうがなかったので、買ってみた。フッ素加工付きのグリーン。結論から書こう、かなり期待はずれだった。一緒に写っているのが、以前から使っていたブランド名もないただのハサミ。切れ味から言うと、こちらの方が上だ。ということで今は落胆しているところ。

一応褒めておくと、刃が曲線になっている効果ははっきりわかる。刃の奥から先にかけて、普通のハサミと比べて、切るのに必要な力の上昇具合が小さいのは確かだ。ただし、いくら刃の角度を一定にしても、テコの原理から、刃先の方で切るのに力が要るのは当たり前で、その程度がマシなだけである。

まずは、レビューで必ず出てくるダンボールを試してみた。両方のハサミで切り心地を比較してみたが、切り始めは普通のハサミの方が軽い。その後、一刃の内に確かに必要な力の大きさは逆転する。が、切りにくいものを切る場合、普通のハサミは、わざわざ刃の先端まで使わず、奥の軽い部分を細かい周期で使うので、指の運動は忙しいかもしれないが、全体的な切り心地はこちらが上じゃないだろうか。まぁ、Fitcut Curve の方が往復運動の回数は少ないのは確か。2倍くらいいくかも。

後、試してみたのが、厚紙、BD-R ディスク、コンビニ袋。厚紙は、5分5分といった感じで、総合的な優劣はない感じ。BD-R ディスクは、Fitcut Curve の方が切れた。普通のハサミは本当に奥の奥の方でしか切れず。Fitcut Curve はそこそこ一刃で切り進められる。が、刃が痛みそうなので、日常的には使わないほうが良さそうな感じ。コンビニ袋は、圧倒的に普通のハサミの方が上。Fitcut Curve ではまともに切れなかった。刃の間に入ってしまう感じ。普通のハサミはさくさく切り進められた。

フッ素加工の分、刃と刃の間に微妙な隙間が開いてしまっているんじゃないだろうか。しかも、最初開いて、閉じる際、刃が何かに引っかかって、無理に閉じていいか悩むくらいだった。結局無理に閉じてしまったが。フッ素加工の膜の周囲より厚くなった部分が刃に引っかかったように思えた。

ちなみに、一枚の刃としての切れ味は、買ったばかりのせいもあるかもしれないが、Fitcut Curve の方が鋭い。ナイフのように紙を切ったりもなんとかできたりするレベル。やっぱフッ素加工が弱点かも。

と、フッ素加工を敵のように書いてしまったが、フッ素加工が非常に役に立つ場合もある。それは粘着テープを切る場合だ。これはマジでフッ素加工様々である。テープが刃にくっつかない。普通のハサミでは確実にくっついて非常に切りにくいのだが、Fitcut Curve フッ素コートだと大丈夫だ。

ということで、この曲線の刃の有り難みは感じられないという結果。もう一本、チタンコートのやつも買ってみようかなぁ。