11/11 に新しいバージョンがリリースされていた。BlueSky さんには感謝の一言しか無い。WinXP な録画用 PC で、うまく動かなくなっていたのが、今回のバージョンアップで実用的に使えるようになったのだ。
今回のトランスコードの構成は、デコードは CyberLink で DXVA が使えるもの、エンコードは ATI H.264 Encoder。残念ながらこの録画用 PC のビデオカードは GeForceGT520 なので、エンコードはソフトウェアになる。とはいえ、この ATI のエンコーダ、この構成で、Mpeg2-TS を 1280x720 の H264 2.4Mbps にトランスコードするのに、Athlon64X2 1.8GHz で 50fps を超える速度が出る（実時間の 1.7 倍）。画質も、スマートフォンで視聴するには十分レベル。素晴らしい。
ちなみに、GPU-Z で見た、トランスコード中の GPU 負荷は 40〜50% といった所（実際は 30% くらいか。GPU のクロックが落ちているのでフル稼働時で言うと）。こちらはまだ余裕がある。CPU をパワーアップすれば、３倍程度までエンコードスピードを上げられそうだ。
また、Splitter として、これまで Haali Media Splitter を使ってきたが、MPEG2-TS に関しては、安定しないこともあるようだ。時々、A's Video Converter が Aborted してしまう。ひとまずアンインストールして、Cyberlink の MPEG Splitter を使うようにしてみたら、今の所安定しているっぽい。MPEG2-TS のエラーに対する頑強性がポイントなんだろうか？
ひとまずこれで、Samsung Series7 Slate (タブレット PC!) の QSV を使って、トランスコードしなくても良さそうだ。録画機でトランスコードできるのが諸々便利だし。実際は、QSV の方がトランスコード時間は短いのだが、画質や安定性（MediaEspresso でトランスコードが途中で止まることしばしば）等も考えるとこちらだ。
ただ、やはりエンコードもハードウェアエンコーダを使いたい所だ。そろそろ IvyBridge な PC にするか、Radeon のエンコーダ付きのローエンドが出るか、GeForceGT640 で NVEnc に対応したソフトが出るかしたら、また考えたい所。
