パソコン・メモメモ備忘録

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iPad とプロジェクタを HDMI で接続

先日は AirPlay Mirroring を使って、iPad の画面をワイヤレスで飛ばすテスト結果をレポートしたのだが、iPad からは、HDMIVGA? の信号も出力されている。これをプロジェクタ等へ繋げば、AirPlay Mirroring のように、iPad の画面をそのまま表示することができる。ただし、iPhoneiPad も新しい(4S と 2 以降?)ものは、常に表示可能だが、古いものは、動画再生時のみ等に限定されるが。

iPad を縦持ちすると、出力される画像も縦表示である。出力は iPad 2012 だと 1080p で出ているようなのだが、つないでみたプロジェクタ側が WXGA なパネルなので、解像度変換されているせいか、画像はちょっと甘目な感じ。AirPlay の方が 720p で表示する分、解像度変換が1回省略されて、微妙に画質は上かもしれない。しかしながら、ディレイがほぼ無いこと、激しい画面の動きでも、フレームレートが落ちたり画質が落ちたりしないのは(当然ながら)優秀である。もちろん、横持ちすると、横長に表示される(左右に黒い余白部があるが)。この辺りは、AirPlay Mirroring と同等か。

実は、HDMI 出力もワイヤレス化できる。以前 Samsung Series7 Slate を WHDI でワイヤレスでプロジェクタに接続したのと同様だ。iPad 用の HDMI アダプタに WHDI の送信機を繋ぐ。送信機への電源供給は powerbloc を用いた。HDMI アダプタは、ケーブル部分の無い非常に小型のものが出ているが、この用途には、Dock コネクタと HDMI コネクタが短いケーブルで繋がっているものの方が望ましい。HDMI コネクタや WHDI 送信機を、iPad の裏側に回せるからである。ケーブル部のないアダプタだと、iPad の下にずらずらぶら下がることになる。WHDI 送信機は結構電力を食うみたいで、電源容量の小さいモバイルバッテリだと正常に機能しなかった。なかなか難しいものだ。

接続後、有線に比べて最初の画面が出るまでに少々時間が掛かるが、一度映れば後は違いは無く優秀である。iPad の裏側にごちゃごちゃ、HDMI アダプタや送信機等の機器を保持しておく必要があるが。今回、HDMI アダプタは非純正の HDMI のみのものを試した。他にも、USB と HDMI の口が付いているものもある。うまく行けば、iPad から USB 経由で WHDI アダプタに電源供給もできるかもしれない。少々リスキーだが。

ちなみに、iPad/iPhone では、セカンダリの画面を、AirPlay Mirroring や HDMI 出力できるらしい。ゲーム等で、本体にコントローラの画面、外部のモニタにゲーム画面、というのがあったりする。もう、ほとんどパソコンと同等の機能・性能があるんだなぁ、と感じる事実である。

そういや、次の iPhone からは Dock コネクタが変わるとかいう噂が。まぁ、HDMI アダプタは対して高いものでも無いし、新しく買えばいいか。