パソコン・メモメモ備忘録

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xfs を windows からアクセス つづき

先日、Windows が起動している状態で、xfs な USB HDD にアクセスするために VMWare 上で KNOPPIX Linux を動かして、その中で、ファイル操作をする方法を試した。が、Linux のファイル操作が必要なのが、ちょっといけてない(?)。そこで、Windows のファイル操作で xfs な USB HDD にアクセスする方法を次に試した。といっても、Linux を使うのは同じで、単に USB HDD を samba で Windows からアクセスできるようにするだけ。が、そこにたどり着くまでに結構試行錯誤が..

まず引っかかったのは、KNOPPIXVMWare の 仮想 HDD にインストールすると起動しないという現象。Samba の設定とかしたらそれを保存したいので、LiveCD ではダメで、HDD へのインストールが必要。で、CD (iso ファイル)からの起動は普通に行えるのだが、HDD にインストールすると、kernel を boot するところで止まってしまい、うんともすんとも。CTRL-ALT-DEL を押すと、何かメッセージが出てリセットがかかるので、何かを待っているらしいのだが、解決策は見つからず。10回くらい条件を変えてインストールしなおしたりしたがダメだった。

次に引っかかったのは、CentOSKNOPPIX がダメなので、なんとなく他でも使ったことのある CentOS の LiveCD を HDD にインストールしてみた。こちらは問題なく、VMWare の仮想 HDD 上で動いた。が、32 bit(x86)版は、xfs に対応していないらしい。x64 版は対応しているのだが。カーネルを再構築すればなんとかなるのかもしれないが、面倒なのでパスにした。

結局、使ったのは ubuntu。近年かなりメジャーになってきているディストリビューションということで、一度経験しておくのもいいかと。xfs にもデフォルトで対応しているし。ということで、CD 版をインストール。が、samba が入ってなかった。まぁ、sudo apt-get install samba で、らくらくインストール。後、手で smb.conf が書けない小生は、swat を入れて、それを起動するために、xinetd も入れた。xinetd の swat の設定は、拙宅の CentOS なサーバのものをコピーした。

よくわからないが、VMWare のネットワークの設定を NAT からブリッジにして、ubuntuWindows と同じサブネットにつながるようにした。/etc/fstab に USB HDD のマウントの設定を追加して、samba の設定もして、無事 xfs の USB HDD が WindowsExplorer からアクセスできるようになった。

最後、USB HDD のルートディレクトリのパーミッションが root の 744 だったので、777 にしてしまった。REGZA につないだ際に問題とならないかは未検証。関係ないが、拙宅の 42Z3500 だと、USB HDD は同時に 1 台しか使えない様子。登録したり、取り外したり結構面倒。まぁ、そんなにしょっちゅうやらないことにしよう。

ちなみに、現在のネットワークの設定だと、USB HDD へのアクセスは、一度 LAN を経由するらしい。100Base-T の HUB のランプがチカチカするし、転送速度も 10MB/s あまりしか出ず。ギガ の HUB にすればもっと速くなるだろう、というか、なんとか LAN に出ずに、内部でループバックする方法はないのだろうか。VMWare のネットワーク設定を ホストオンリー にすればいいようだ。ただし、Windows の方でなんかしないと、ubuntu からインターネットへはアクセス出来ない。まぁ、今回の用途では問題ないが。この変更で、転送速度は 25MB/sec 前後。もともと USB HDD なんで、USB が律速か。

たかが? xfs の HDD を Windows からアクセスするために、VMWare & ubuntu を使うとは、なかなか大層なことになってしまった。もっと簡単な方法もありそうな。