パソコン・メモメモ備忘録

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ストロークフォント KST32B

CAD 系だと、図面の中にシンプルなフォントで文字を書き込むことが多い。ストロークフォントと呼ばれる文字のストロークの中心線だけで構成されたようなフォントだ(最近の他のフォントはアウトラインフォントで、ストロークの輪郭線をデータで持っていて中を塗りつぶしたりする)。プロッタで出力する場合に便利だからだろうか。まぁアウトラインフォントの輪郭をプロッタで出すのもありだろうが、データ量が増えそうだし、輪郭だけだと読みにくそうだ。
3次元系のソフトで、3次元空間中に文字を配置したい場合も、ストロークフォントは軽いので便利だ。曲面上に貼り付ける感じに配置するのもそれほど難しくない。

で、ストロークフォントを使うソフトをつくろうとすると、描画自体は線を引いていくだけなのでいいのだが、フォントのデータに困る。数字程度なら、ささっと手作りできそう(Draw 系のソフトで字体を作って、データを変換するとか、グラフ用紙に書いて座標を拾うとか)ではあるが、カタカナ、ひらがな、漢字、とか考え出すとちょっとやる気は起きない。

ところが、探せば神はいるもので、KST32B というフォントのデータが公開されていた(Vector のページ)。漢字まで揃っているなんて相当手間暇かかっている気がする。フリーでいいのだろうか。商用で使う場合には何かしらライセンスのことを考えないといけないのかもしれない。

30x32 の格子点を結ぶのを基本としたストロークフォントらしい。作者のセンスがいいのか、そこそこ読みやすいように思う。感謝感謝。ググッてみると結構色々な人が使っている様子。ほんと素晴らしい。