パソコン・メモメモ備忘録

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インテグラルイメージングのグラスレス 3D REGZA ・ 深度値画像を加えた立体映像フォーマット

9視差のコンシューマ用テレビを12月末に発売するとは。東芝、2タッチパネルディスプレイ Libretto といい、走っているなぁ。シャープの4原色クアトロン並の積極性と思える。ただ、9視差が画面表示に与える影響は気になる。画面の暗さ(明るさ)、解像度の低さ(は大丈夫そう)。実物を見てみないと判断はできないが、東芝としては商品になる、という判断なんだろう。明るさの方は、LED の数を増やして明るくしている?

グラスレス、というのはメガネ常用者の小生としては非常にありがたい。が、ちょっと気になるのは、例えば、画面内の人物がこちらを見つめているような場面があったとしよう。画面正面から視聴している人には、こちらを見つめているように感じるだろう。が、少し正面から横にずれた位置から視聴している人は、自分を見つめているようには見えないだろう(画面内の人物は少しずれた方向をみている)。これは演出上問題となるかもしれない(杞憂かもしれない?)。対して、ステレオ(2視差)方式であれば、多少角度のずれた方向から見ても、微妙な画像の歪みが(恐らく)脳が適当に誤魔化してくれて、画面内の人物が見つめているように見られるだろう。さて、どちらが望ましいだろうか。ちょっと気になる。

もう一つ、画像処理で多視差画像を得ているということだが、多いか少ないかはわからないが必ずエラーが生じるということ。どこまで違和感なく多視差を実現できているのだろうか。先日の記事でも触れたが、これからの3D映像フォーマットとしては、カラー画像+深度(距離・Z値)画像の形式にして欲しいものだ。深度は、現状の 3D ステレオなフォーマットに合わせて、24bit float とか(RGB 各 8 bit に揃えて)。こうなっていれば、視差の大きさを調整したり、多視差画像を生成するのもエラーをかなり抑えて簡単にできる。3Dステレオな放送やブルーレイディスクの仕様を決めている場合ではない。

ただし、先の記事にも書いた、両眼だと見えるのに、カラー+深度画像だと記録されない部分の対応が必要だ。そこで、新たに考えたのは、深度画像にあわせて、カラー画像を歪ませるのがいいだろうというアイデア。深度が変化する部分は、見えたり見えなかったりする部分画像を無理やり押し込んでおく。再生時は、そこを適当に削ったり、伸縮させて見えるようにしたりする。例えば、両眼の間に、一枚板を立てて片側の目に表面、反対の目に裏面が見えるような状況があった場合、カラー画像は、表面、裏面両方の画像を中心付近に、無理やり縮めて押し込んだような画像になっているべきだろう。再生時には、深度値を参考に、左目用画像は裏面部分を消して、その分、他の背景部分と表面部分を引き伸ばして表示する、という感じか。ただ深度値の不連続部分があった場合に、側面がある深度値の崖なのか、背景と手前に別の物体があるのか、というのは区別できるようにする必要があるかもしれない。その区別に画素毎に 1 bit 追加すべきか。

この方法により、多少、解像度の劣化はあるが、よりリアルに近い多視差画像群を生成することができるだろう。このような深度値画像を加えた立体映像フォーマットを実用化して欲しいところだ。もう特許取られているかな。

さらに、こういうフォーマットの画像を撮影する方法も必要だ。(....明日へ続く)