パソコン・メモメモ備忘録

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HD ビデオカメラ戯言

ハイビジョン家庭用ビデオカメラの撮影画質ということでは、色々なレビューを見るにおいて HDVAVCHD 方式含めても Canon の iVIS HV10/HV20 が圧倒的に優れているようだ。Victor からも来月新製品が発売されるが、スペックを見る限り(CCD のサイズが小さいことなど)画質面で上回りそうに無い。また、個人的には、HV10/HV20 は HDV フォーマットの範疇では、かなり「充分」の域に達している気もする。

そこで、Canon に期待するのは、画質に関しては、より高感度を一応目指しつつ高解像度化(静止画撮影にしか効かないかもしれないが)を適当にすすめつつ、より使い勝手を良くして欲しいということ。

で、欲しいのはやはり、SD カード記録。ただし、AVCHD ではなくて HDV 互換でお願いしたい。諸々の理由から AVCHD はもう少し先でいい気がする(再生・編集環境など)。さらに、希望するのは、デュアル SD スロットの搭載である。DV テープの機構部分より、SD スロット二つ分の方が体積が小さくなりそうなので、そんなに非現実的な話ではないと思うのだが。

HDV の大容量も SD カード2枚あれば、記録時間に余裕が出てくる。しかも、交換しながら交互に記録すれば、途切れずに長時間連続撮影さえ可能である。容量あたりの単価が低い4GBあたりのSDカードも充分に活用可能(現在 8GB の高速な SDHC カードは結構高価)になる。4スロットくらい搭載して RAID 記録も考えられるが、さすがにここまでくると煩雑だろう。

フラッシュメモリ記録は必須だと思う。振動・衝撃への耐性やドロップアウトの危険性の小ささはよく言われるとおりである。小生が重視するのは、「いくら本体で再生してもヘッドの磨耗、テープの劣化を考えなくてもいい」点だ。撮影後その場ですぐに見られる(やろうと思えば追っかけ再生も(^^; これはいらんか)し、何度も繰り返し見るのに不安がない。これは一般のカジュアルなカメラマンには大きい魅力だと思う。

ただ、記録画像の保存・保管にはフラッシュメモリは向かない(高価すぎる)。別に、SD メモリから倍速で DVD-R DL に書き込む装置とか、DV テープに HDV として書き込む周辺機器が欲しい気はする(Victor から前者のようなものが発売されるようだが(カメラから DVD-R)。後者は HDV カメラと iLink でつないでダビングすれば一応できる)。

それと、SD メモリでは テープと違って一定速度の記録は必要ないので、VBR で記録することで多少録画時間を延ばすことができるかもしれない。HDV として出力する際には CBR に変換しつつ出力することもできるようにするということで。

Canon には、HV10 登場のサプライズに続いて、次はこのようなサプライズを出してきてもらえれば言うことはないのだがどうだろうか。

少々話は脱線するが、ついでにカメラのレンズ系を使いまわして、プロジェクタにもなるカメラなんてのができたら世の中ひっくり返りそう。LED 光源プロジェクタがそろそろ実用化に入っているので、これまたそんなに非現実的な話ではない。CCD 部分を、例えば DLP 素子とLED 光源に切り替え(すげかえ)られるようになっていれば。このねたは特許とっておくべきか。といいつつ、ここで公表してしまっては公知の事項に。

そういや Canon ってプロジェクタも作っていたなぁ... LCOS 系の。夢は広がりますなぁ。