その後、合計 100枚以上を印刷したのだが、実は、給紙に失敗することは２度と無かった。非常に安定した動作だ。最初に失敗したことから、印象は良くなかったのだが、印刷が終わってみると、結構信頼できるようになった。
一つ推測するには、用紙の指定はきちっとする必要があるということ。最初給紙に失敗した際には、正しく用紙の指定が「インクジェット用はがき」になっておらず、「プレミアムフォト用紙」など別の指定になっていたように思える（現在、確かめることはできないのだが）。用紙の設定により、給紙の際の何かがコントロールされているのだろうか。
HP のプリンタの評判はネットで色々拾えるのだが、結構給紙の失敗を報じるものが多い。そのせいで小生も先入観をもってしまっていた。結果的には、先の日記で挙げた三つのうちの一つの問題点は、覆ったといった所だろうか。
実は、年賀状の印刷において、更なる印刷失敗が無かったわけではない。しかし、これはプリンタの問題ではなく小生の人為的ミスだった。おばかな事に、用紙の表裏を逆に給紙トレイにセットしてしまったのだ。印刷スピードが速く、気づくまでに２枚のはがきがパーになってしまったのは、プリンタの高性能さが仇になった所である。怪我の功名で、一つ C7180 の使い方でわかったのは．． 印刷中に強制的にプリンタを止めたいときは．．．ふたを開けてしまえ、ということ。インクカートリッジ交換用に、本体上部全体を上にあげることができるのだが、そうすると即座に印字動作が停止する。また、閉じると即座に再開する。とりあえず開ける事で、印字動作を停止し、事後の対策をゆっくり考えることができるわけである。印刷をキャンセルしてしまうには、プリンタの電源を切ってしまうのが確実だが、プリンタにとっては良くない気もする。まずは「キャンセル」ボタンか。
ということで、不満点はないことは無いが、HP Photosmart C7180 は値段の割には高機能で使えるプリンタということでレビューは締めくくっておきたい。写真印刷画質に究極を求めない方にはお勧め、といったところだろうか。
