4gamers 西川氏の GeForce8800 解説記事（西川氏には前に偽情報でだまされたこともあるが．．．）
仕事では GeForce7800 を使っているのだが、倍以上の性能を誇るグラフィックカードということでかなり惹かれるものがある。それよりも、その斬新なアーキテクチャにはくらくらするくらいだ。統合型シェーダアーキテクチャ、といってしまえば、NVidia も採用したのね、程度しか感じないが、その中身はとんでもない。
統合シェーダは実はスカラー演算装置らしい。これまでの GPU はほとんどベクトル演算器を搭載していたが、良く考えれば、RGB を計算するのに４次元ベクトル演算器を使うより、高速なスカラーで３回計算した方が効率がいいような気もする。今更という気もしないが、シェーダは外部クロックの倍以上のクロックで動作するらしい。これは CPU では当たり前か(GeForce7900 も一部はそうだった？）。
物量をガシガシつぎ込んで、とんでもないチップになっている。そういう意味では思ったより安い。個人的には、LSIプロセスをシュリンクした次の世代がねらいめかな、とか。
願わくば、PS3 にはこのアーキテクチャのチップを搭載して欲しかった。発売直前にすでに PC では一世代前のアーキテクチャの GPU になってしまっている。これまでゲームマシンは、PC より多少進んだ世代（性能）のものを搭載してきたのに、これはかなり悲しい事態だ。特に、PS3 搭載の RSX はフルHD 1080p は少々荷が重いらしい。GeForce8800 は FLOP 数では CELL の２倍らしいし、シュリンクした次世代版が出れば PS3 の立場はあやうくなってくるような。
はてさて、NVIDIA もやってくれる。
