パソコン・メモメモ備忘録

気の向くままパソコン関係等で気になることを書き記す。時々更新!

Dell XPS13 2-in-1 7390 レビュー (1)

先日届いた  XPS13 2in1 だが、今回は、使い始めの印象等書いてみたいと思う。

4Kの液晶画面は、かなり綺麗だ。光沢タイプなのが少々残念だが、必要なら非光沢のフィルムを貼ればいい。ひとまず、Edge を起動して、YouTube で 4K 動画を探して再生してみた。素晴らしい。緻密で高精細な映像が映し出される。たった 13.4 インチの画面(YouTube の 4K 映像は 16:9 なので表示領域は 13.3インチか)ではあるが、結構迫力がある。このサイズでフル HD とそんなに違うのか、と言われると微妙だが、YouTube  で 4K 映像を1080p に切り替えると確かに眠い映像になる。いきなり1080pの映像を見せられても、4K じゃない、と断言するのは難しいが(撮影したカメラにもよりそう)、並べて比較すると、この画面サイズでも違いはすぐ分かるレベルではある。

で、気づいたのは、音が結構いい感じな事。この大きさの筐体で全く期待していなかったが、そこそこいい音がする。それなりのスピーカーを搭載しているのだろう。音量を上げると、パームレストに置いた手に振動を結構感じるが、思ったより音はひずまない。まぁ、小生の耳は甘々なので、厳しい人には全然ダメかもしれないが、個人的には、嬉しかった点だ。

キーボードについては、前評判通り、ストロークは小さいが、コリコリっとしたクリック感があって、悪くない。ただ小生、指先から爪が出ているタイプなので(深爪の反対。浅爪?)、爪が当たって打ちづらい。早速、できるだけ爪が出ないように切ってみると、結構いい感じでキーが打てる。少し昔のアニメでは、格子状にボタンが並んだタッチパネルのようなストロークの無いキーボード?をパシパシ打つシーンがあるが、それにちょっと近いかも。

筐体の端ぎりぎりまでキーボードになっていて、各キーの大きさに妥協していない配列なのは打ちやすさに一役買っているとは思う。ただ、その配列は、改善の余地あり、だろう。一つは、最上段以外は、全体的に右に寄っていること。一番左のキー(半角/全角~shift, ctrl)がやけに横長。shift キーなんて、スペースバーかと思うくらい。なぜなのか? 左側面にある microSD スロットの分、多少右に逃がさないといけなかったのだろうか。

後は、個々の細かいキー配列が気になる。矢印キーがかなり縦狭で打ちにくいのと、Fn+←、→で、Home,  End になっていないこと。Pgup/Pgdn が独立キーになっているが、個人的には、Fn+↑、↓の方が直感的かな、というかそういうキーボード(コンパクトタイプで)の方が圧倒的なような。Home、End が最上列に来ていて、それもどうか、といったところ。全体的に見て、ここがこの機種の最大のマイナスポイントと思われる。贅沢を言えば、delete は右上がいいなぁ。また、一部をテンキーに切り替える機能はないっぽい。といういことで、NumLock も無し。結構変わったキーボードの印象。

ちなみに、Corei7 モデルだからか、動作はサクサクである。NVMe な SSD なのも大きいだろうか。色々ソフトを入れていくと重くなるかもしれないが。はっきり言って、GW に組んだ Ryzen5 2400G なデスクトップ PC に勝らずとも負けてはいない感触である。この XPS があったら、デスクトップ PC いらないかも? 安い HDD のベアドライブを複数つなぐのには必要かな…

その他、ちょっと困ったのがファンの音。以前使っていた Dynabook V714 のファンが爆音だったの比べると、天地ほど違う小さい音なのだが(さすがツインファン)、なんかカツカツ感がある。微妙に引っかかりながら回っているような音。ファンが止まった際、なんて静かなんだ、と思うくらいに気にはなるレベル。ただ、使っているうちに、いつの間にか、普通にフィーンという風切り音だけになってきた印象。ファンが馴染んできたのかなぁ。まぁ、ユーザーにとってはありがたい変化。

そうこうしている間に、やっと注文していた画面保護フィルムが届いたので、タブレットペンがようやくデビュー。そのあたりのレビューは次回に。

ちなみに、使い始めてその日に青画面に遭遇してしまった。スリープからの復帰が不安定な感じを受けるのだが。はてさて。

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Dell XPS13 2-in-1 7390 が来た!!

5年以上持ち歩いていた Dynabook V714 のバッテリーがダメになって、使い込み感も顕著になってきたので、消費税が上がる前に清水の舞台から飛び降りたつもりで、Dell の最新高級?2in1 XPS13 7390 をポチってしまった。しかもやめておけば良いのに、Corei7 4K モデルだ。ちょっと飛び降りすぎたかもしれない。ちなみに、消費税だけじゃなく、割引クーポンも 20%OFF だったのが、今は 17%OFF なため、これから買うと結構お高くなってしまいそう。まぁ、パソコンの値段なんてすぐ下がってくるものではあるが。

9/30 夜に注文して、中国発送が 10/5。日本に到着したのが 10/17 で、自宅に届いたのが 10/18。増税前の駆け込み需要で、時間が掛かるかと思ったが、まぁまぁの期間で届いた。注文時の到着予定日時が 10/24 だったので、想定より数日は早く届いたことになる。オプションのアクティブペンも購入したので、それで遅くなったり、もあったのだろうか。

配達されたその日は時間が無く、とりあえず箱から出しただけ。運送用の段ボールの中に発泡スチロールのパーツで浮かした状態で、黒い箱が入っている。Apple から始まったちょっと高級そうに見えるパッケージ。中身を出したらしまっておくだけなので、小生的には、そんなに嬉しくないが、所有の喜びの一つだろうか。黒い箱のふたはマグネットで閉まるようになっていて、ちょっと凝っている。

とりあえず、ビニールシートにくるまれた本体を持ってみた第一印象は、重いっ、だった。アルミ削り出しの筐体のデザインについては、MacBook から始まって多様なメーカーから出ているので、そんなにインパクトは無いのが残念。ZenBook の同心円のヘアラインレベルの個性があってもいいのかも。それはさておき、13.4インチの液晶を搭載しながらも、フットプリントは A4 の紙で完全に覆えるコンパクトさ。2in1 でありながら、その厚みも 1.4cm 程度という。それゆえに、1.32kg はずっしりとした印象を与えるようだ。

底には、二筋、ゴムのラインが入っている。ずっしりとしている上に、表面がアルミのサラサラな加工の本体だが、そこに指をあてれば、閉じた状態での持ち運び感はそれほど悪くない。ゴムの劣化が気にはなるが。保守用のパーツが欲しい所。

些細なことだが、残念なことに、事前に調査した際に見つけていた、ヒンジのパーツが、画面を閉じた状態の時に微妙に斜めになっている事例は、手元の製品でも同様だった。この辺りが Dell さん(中国産)の限界なのかもしれない。特に開閉への影響はないと思うのだが、高価格帯の製品だけに、細かい所にも完璧を求めてしまう…のかも。

本体の開閉は、結構硬くて難しい印象。Dell の 2in1 はだいたいそうらしいのだが。特に、画面が極狭額縁なせいで、がっちり掴めないのも原因か。こればっかりは売りなポイントなので仕方ない。まだ、どれくらいの力を加えても大丈夫なのかわかっていないので、こわごわしか触れないせいもあるし。慣れが解決してくれるはず。

ただ、この狭額縁は、小生が最近の流れについてこれてないせいもあるが、最初見た際は結構なインパクトだった。これまで使っていた V714 が画面周りに結構な余白部分を持っていたイメージが染みついているからもあり。しかも、16:10 の画面アスペクト比なので、思っているよりも広く感じる。しかも 4K なわけなのだが、それは使っているうちにどうかというところか。

ということで、とりあえず箱から取り出した時点では、Dell さんの 13 インチ 2in1 の最高峰というだけのことはある、といった感じ。実際使ってみるとどうなるか、おいおいレポートしていきたい。

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Elecom ワイヤレスマウス ホイール修理

7月に購入したエレコムのマウス M-XGS20DLBK だが、ドライバの問題と、ときどきカーソルが飛ぶ現象以外は、快適に使っている。ところが、昨日、急にホイールが効かなくなった。EXCEL やブラウザ(ChromeVivaldi)で、ホイールを回転させてもスクロールしない。ソフト的な問題かと思いきや、他のマウスではちゃんとスクロールできる。いろいろいじっていると、右にチルトした状態なら、ホイールが反応することを発見。でも指に負担はかかるし、チルトに反応する状態だと使えない(特に EXCEL はそういう状態が多い)。

ググってみると、結構みんなマウスを分解して掃除して誤動作を解消していたりする。ホイール関係では、結構 Elecom のマウスが出てくるような。シェア的にそんなに高くないと思うのだが(Logicool がシェア高そう)。壊れやすい?
ということで、小生も分解清掃に挑戦してみた。M-XGS20DLBK は、左右のつるつるシート2枚はがしてねじを2本外すだけで、本体を開くことができた。ねじは 先端が Y なドライバーが必要。ホイール手前のボタンのためのケーブルに注意。

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内部を掃除しようと思ったが、特に埃が溜まっている風でも無く。一応ブロアーで吹いてみたが、動作は改善せず(本体上蓋無くても、マウスは稼働できる…)。

ホイールを取り外してみると、ホイールに接続されている3本のケーブルのうち、一番手前の黒いケーブルが外れていた… 断線というか、恐らくケーブルが接続される金属の突起が折れた感じ? チルトした際、たまたま断線部分が接触してホイールが反応したのだろう。

ひさびさに半田ごてを取り出してきて外れたケーブルを付けなおす。ケーブルの先端がゴムチューブぽいものでカバーされているので、一部はがして金属を露出させてそれをホイール側にはんだ付け。かなり細かい作業だ。たまたまうまく行った感じで、そこそこしっかりケーブルを固定できた。

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電源を入れて試してみると、気持ちよくスクロールできる。後は、外したケーブルを戻して蓋を閉めてねじも締めて、つるつるシートを貼りなおしたら完了。

ただ、ホイールクリックやチルトすると動く部分なので、金属疲労でまた断線する可能性は無くは無く。

簡単に直せたからいいが、買って2~3か月でこれだと、ちょっと困るなぁ。

ちなみに、ドライバの問題というのは、ホイールやボタンの割り当てをするソフトを動かしていると、OutputDebugMessage を DbgView.exe で拾うのに、マウスの位置などのデバッグ情報がダダ流れになって他のソフトのデバッグがしにくくなる問題。何とかならないのかな。

 

 

DISM + SFC でシステム修復

GW に新しく組んだ Ryzen APU な自作 PC だが、最近、作業中に急に落ちる(固まったり、再起動したり、青画面になったり…)ことが多くなって、ちょっと困っている。そこで、良くある対処法の一つとして、DISM と SFC をやってみた(参考: Windows FAQ さんのページ)。

ところが DISM は一応 100% まで進むのだが、最終的には、ソースが無い、とかいうエラー0x800f081f が出力され、修復が完全に完了しない。そこで調べてみると、かなり丁寧に対処法をまとめているページを見つけた(T&N リサーシャ さんのページ)。

結局のところ、Windows10 のインストーラ(インストール用 USB メモリ)から Install.esd ファイルを取り出して、Install.wim ファイルを作成して、それを DISM に指定することで対応した。

ただ、自分のインストーラでは、Index:3 が 10 Pro だった。1 が Home で 2 が Education。それと、esd から wim を作る際の Install.esd や Install.wim のファイルの指定は、フルパスでも OK なので、好きな場所で作成すればいいと思う。

とりあえず、一度ソース指定で DISM がうまく通ったら、次は、ソース指定なしの /RestoreHealth でも正常に終了するようになった。

後、Radeon のドライバも最新の安定版にアップデートした。これで、安定してくれたらいいのだが… ひとまず、上記のページに情報をまとめてくださっている方々に感謝感謝。

なんとなくネットワークの負荷が大きくなると不調になる気がするが、まったく根拠は無い。はてさて。

dism /Get-WimInfo /WimFile:"D:\sources\install.esd"

dism /export-image /SourceImageFile:"D:\sources\install.esd" /SourceIndex:3 /DestinationImageFile:c:\temp\install.wim /Compress:max /CheckIntegrity

DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth /source:WIM:C:\TEMP\Install.wim:3 /LimitAccess

sfc /scannow

 

 

TOSHIBA Dynabook V714 バッテリー交換 失敗

かれこれ5年半持ち歩いてきた Dynabook V714 だが、いろいろとがたが来ている。GW には、ファンがまともに回らなくなったのを交換して、お盆の頃に、次はバッテリーに問題が出た。一度結構ぎりぎり(残量一桁%)まで使ってから、充電しようとしたら、まったく充電できなくなった。いろいろ、バッテリーをリセットできそうな操作は試したのだが、変化なし。そうこうしているうちに残量0%になってしまった。ということで、バッテリーを交換することにした。型番は、PA5137U-1BRS。検索するといくつか販売しているサイトがある。正規品と互換製品があるっぽい。貧乏な小生は、互換製品をチョイス、DENCHIYAさんに注文した。

中国(香港)からの発送らしく、注文から到着まで、思ってたよりはかかった。8/17 注文で、8/30 到着といったところ。国内発送時に送り状番号等連絡してもらえるはずが、気が付いたら届いていた。まぁ、いいか。

待ってましたとばかり、V714 の裏ブタを開けて(5月にファンを取り換えていたので、簡単に開け閉めできるようになっていたり…)、元のバッテリーを取り出して入れ替え。何本かケーブルがバッテリーに粘着テープで固定されているのをはがすのが結構面倒。とはいえ、ほぼ形状は、もともとのバッテリーと同一なので、交換は簡単。接続するコネクタも一つだけだし。

で、電源を入れてみたが、結果は残念なことに。バッテリーが正しく認識されていない様子。powercfg /batteryreport で確認してみると、バッテリーの情報が全くと言っていいほど取れていない。NAME, MANUFACTURER, SERIAL NUMBER 等々。唯一 CHEMISTRY が Li-I になっているだけ。もちろん、まともに使えなくて、充電もされないし、AC 電源を繋いでないと PC が起動しない。

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で、DENCHIYA さんに連絡すると、いろいろ紆余曲折の末、代替のものを送ってくれるとのこと。また、中国からの発送を待つ。で、代替のバッテリーが届いたのが 9/28。これで、V714 復活か、と思ったが、結局この互換バッテリーも同じだった。バッテリーの情報が何もとれず。

待っている間、いろいろ試してみると、たまに互換バッテリーが使える場面があった。Windows からスリープを開始して、実際にスリープ状態になるまでに、AC 電源を外しても、すぐに電源落ちの状態にならず、バッテリーの電力でスリープしてくれたり。Windows 起動中に AC 電源を引っこ抜いてもバッテリーの電源でしばらく普通に使えたり。ただ、バッテリー残量を把握できていないので、いつまでその状態が続くのかはわからず。スリープ状態も、次に使うときには(そんなに時間が経ってなくても)再起動になっていたり。

後、電源 OFF 状態でも USB 端子に電力が出ていて、スマホなんかの充電にも使えそうだが、かなり少ない容量で終わってしまう印象だった。この互換バッテリーの容量がふフェイクなのか、正しく残量を報告しないせいなのか。

個人的な結論としては DENCHIYA さんの商品ページには、100% の互換性と書かれているが、互換性は無かった(少なくとも V714 で使う分には)と言える。ちなみに、互換バッテリーを元のバッテリーに戻すと、相変わらず充電はできないが、各種情報は表示される(全容量など)。結局、送ってもらった二つの互換バッテリーは、送り返して、代金は返金してもらった。かれこれ2か月以上経ってしまったが、空振りに終わってしまった。2000円くらいプラスすれば、純正ぽい製品も売られているのを見つけている。でも、そろそろこの V714 は、第1線から引退させる方向で検討中。

そういえば、純正は TOSHIBA CORPORATION と書かれている所が TOSHIBA CLIENT CORPORATION とか書かれていたような(写真撮るの忘れた…)。製品ページの写真だとその部分が黒い空白になっていたりして、ちょっと怪しい感じも… 他の PC で、このバッテリーが使える機種があるのだろうか。ちなみに、対応機種に V714 は無いが、PORTÉGÉ Z10T-A-13V 辺りは、海外向けの同型機種。eBay でも同じバッテリーが売られていて、Good のレビューしている人もいるんだよなぁ(サクラかもしれないが)。真相は闇の中…

今日の買い物 - LED延長ケーブル 2Pタイプ ainex アイネックス LED-30EX

 GW に組んだ Ryzen な PC だが、ケースの電源 LED からのケーブルが、マザーボード上のピンに刺せないまま使ってきていた。ケーブルの先端が、3P になっていて、そのうちの 2P しかケーブルが繋がっていないもの。この余った 1P がマザー上の横の USB3.0 のコネクタに干渉する状態。

ふと思い出して、ヨドバシで物色していると、ピン配列交換ケーブルというのがあって、まさに欲しいものだったが、400円以上するし、8 本とか入っていて無駄感が強い。結局、表題のものを買った。280円くらいだったかな。

アイネックス LED延長ケーブル(2本入り) LED-30EX

アイネックス LED延長ケーブル(2本入り) LED-30EX

 

 実際には、30cm もいらないし、1本だけで良かったのだが、8本入りを買うよりましだったか。

この PC、起動していなくても内部の電飾 LED がゆっくり明滅していて、起動しているのかどうかわかりにくかったのだが、このケーブルできちんと電源 LED が点くようになったので、電源 OFF、スリープ中、起動中がはっきりわかっていい感じだ。もっと早く買っておけばよかった。 

アイネックス ピン配列交換ケーブル 8本入り EX-002

アイネックス ピン配列交換ケーブル 8本入り EX-002

 

 

完全ワイヤレスイヤホン OKIMO TWS-P10S レビュー

絶対なくすから、と避けていた完全ワイヤレスイヤホンだが、ふと魔が差して買ってしまった。かれこれ十日間ほど使ってみたのだが、結構気に入っている。たしかに完全ワイヤレスは便利だ。一番の利点は、ケースがあること。ぱっと取り出せて、ぱっと片づけられる。それと、首を動かしても何も引っかかるものが無い事。 

これまで、両耳分がケーブルでつながった Bluetooth イヤホン ENACFIRE BT-515を使っていたのだが、ケーブルが無いというのがこれほどまで自由感を得られるポイントだったとは、と思っていたり。カバンからの出し入れの際、ケーブルが結構邪魔だったんだなぁ、とか、首を動かすときにケーブルに結構気を使っていたんだなぁ、とか、完全ワイヤレスを使ってみると実感できる。

最初装着した際、まったく耳にフィットせず、すぐに耳から落ちる状態だった。俺の耳には完全ワイヤレスは早すぎたんだ!とがっかりしたが、耳への装着方法を間違えていただけだった。楕円形の本体部分から耳に差し込む部分が突き出した形だが、突き出し部が下に来るように耳に装着しないといけない。耳の形状的に、耳の穴は耳のくぼみの下の方にあるわけだから当然なのだが、耳の穴からぶら下がった方が安定するという変な誤解のせいで間違えていた。正しく耳に装着すると、耳に貼り付いたかのようにしっかり固定される(ちょっと誇張)。ただ、多少コツがあって、耳の穴を中心に回転するように、本体上部を後ろ(耳介)に押し付ける感じにするとしっくりくる。通勤時に、駅の階段を一段飛ばしで登っても大丈夫な程度には固定される。ちなみに、イヤーパッドは、なんとなく一番小さいのを使っている。

そうそう、小生、耳を自分の意志で少し動かせるのだが、大きく動かしてしまうとさすがにちょっと装着性が不安になる。多分大丈夫なのだが、そういう時は、少し耳介に押し付けて安心しておく。

欠点も無くはない。ケースから本体を取り出すのが結構難しい。小生が不器用なだけかもしれないが、磁力で固定されていて、落としにくいのはありがたいとは言え、つまんで持ち上げたのに、つるっとすぐ戻されてしまったり。ボタンを押すと、本体が持ち上がるような仕組みが欲しかったな。もしくは、もう少し指がひっかかりやすい形状にするとか。表面になんか滑り止め加工してみるかなぁ。

後、ケースが結構重いのは気になるところ。3500mAh のモバイルバッテリーなわけで仕方ないのだが。ちゃんと USB-A 端子が付いていて、モバイルバッテリーとしても使えるのが便利(実際 GanRiver のスマートウオッチの充電に使えた)。しかも、残り容量が数字で表示されるところが気に入っている。同様のワイヤレスイヤホンの中で、この機種はちょっとお高いのだが、この点で選んだところもあり。

音質に関しては、十分満足いくレベル。ENACFIRE BT-515 と比べてもなんら問題は無い。小生の腐った耳では贅沢な位。ステレオ感もおかしくないと思うし、ケーブルの風鳴りが無いのも外で使うのに良い。動画を観ている際のディレイは多少あるような感じがしたが、主にアニメしか見ない小生には、特に問題ではない。低音のパワー好きには、もうちょっとほしい感じもするが、出てないわけでは無いので合格かな。

音切れに関しても、0では無いにしても、小生の通勤経路では、特に気になるほどではない。ENACFIRE BT-515 の方が切れるときには切れる感じ。

残る問題は、外観だろうか。いくら小さいとはいえ、耳に黒い物体がはまっていると違和感がなくはない。こればっかりは時間が経てば、スマホに喋りかけるのと同じように、みんな慣れるだろうな。Ear Pods の耳からうどんもそろそろ見慣れた頃だし。

細かいことを言うと、タッチ操作の反応がいまいちな印象。スマホ(GalaxyS8)の方が悪いのかもしれないが、再生の開始・停止の際、タッチ操作のあと一呼吸以上経ってからしか反応しない。こういうものかな。そんなに使うものでもないが。

小生も、タイムサービスでちょっと安く購入したのだが、この記事を書いているタイミングでもタイムサービスやっている。小生、通勤電車でアニメを見たり、音楽や英会話の音声を聴いたりするので、この性能でこの価格なら買わざるを得ない感じ。

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 しかし、完全ワイヤレスイヤホン、左右の同期はどれくらいの精度でできているのだろう。ステレオ感には、左右の音の時間差が重要だが、それがどこまで再現できているか。百万分の一秒レベルで合っていて欲しいものだが。

油断しすぎて落とさないか不安はあるが、バッテリーが実用的な時間持たなくなるまで愛用しようっと。ENACFIRE BT-515 どうしようかなぁ。